採れたて!トレセン情報

第88回[2012年3月24日]

【阪神9R】丸田騎手×コウエイオトメに注目

【美浦の『聞き屋』の囁き】

●ジョッキー情報局●

日曜日、阪神に丸田騎手の名前が。しかも、8頭に騎乗するという人気振り。ここで疑問が。なぜ、メインレースに騎乗していないのに阪神へ?普通はメインレースで騎乗がいて、それに合わせて予定を組んでいくもの。では、どれが丸田騎手のメインレースになるのか?

丸田騎手に近い関係者に話を聞いてみた。それは9レースの「コウエイオトメ」ということらしい。この馬には過去2度騎乗して1着と2着という好相性。どうやら前走の中京では先約がいたために、泣く泣く依頼を断わったようで、今回は「乗せてほしい」ということで阪神行きが決まったようだ。

中京が高松宮記念、中山がマーチSと重賞の裏なので阪神は地味にはなるが、1勝は1勝。14時5分発走のメインレースも見逃せない。


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【関西事情通のちょっとイイ?話】

●今、流れが来ている騎手!?●

腕や実力・能力はもちろんだが、勝負の世界には「運」というものも結果に大きく左右する。例えばハナ差。1キロ以上走って最後の着差が数センチ、通ったコースや仕掛けどころなどもあるが、それも含めて「運」だけの差とも言えるだろう。その僅かな差でGIへの出走権利を得て、実際にGI馬に登り詰めた馬は数知れず。その時に『運の流れ』が来ていたのだろう。

馬だけでなく騎手もまた然り。ひとつの勝利で流れを掴み、ポンポン勝ってGIまで勝ってしまうケースも多々ある。

デビューした翌年から毎年重賞勝ちをしてきた藤岡佑介騎手。昨年は重賞勝ちが無く年間勝利も50勝を割り、一時は「スランプか」と言われていた時もあった。要するに全く「運の流れ」が無かったのだろう。

しかし年が明けて早いうちに初勝利を挙げると、1月の間に人気薄のヒラボクキングで重賞制覇。これが「運の流れ」を変える大きなターニングポイントになった。その厩舎の流れからかすみれSでベールドインパクトの騎乗依頼があり、勝って皐月賞の騎乗も決まった。3月に入り、またもワンカラットで重賞制覇、まさに『良い運の流れ』の真っ只中と言える。さらに、そのワンカラットの出走回避が決まった今週火曜日、本来なら高松宮記念で乗る馬が回ってくることはありえないのだが、グランプリエンゼルの鞍上Mデムーロが、たまたま先週騎乗停止処分を受け、その鞍上に藤岡康太(兄弟でもあるがエージェントが同じ)で調整しているところに回避が決まったことで騎乗チャンスが巡ってきた。もし、藤岡康太では無く他の騎手に依頼がいっていれば騎乗機会はもちろんなく、またワンカラットの回避があと一日遅れていてもありえなかった。厩舎としても「勝った事もある乗り慣れた佑介が空いていたのはラッキー」と話していた。実は枠順も、藤岡佑介騎手は「外枠が希望」と言っていたのだが、その望み通りの14番枠を引いた。『良い運の流れ』はまだ続いているようだ。これで直前に改めて雨が降るようなら…勝利の女神も舞い降りてきそうだ。(グランプリエンゼルは道悪でも「他の馬と走りが違う。スイスイ走る」「水掻きが着いている」と言われるほどの道悪巧者)

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