第1118回
採れたて!トレセン情報
関西事情通のちょっとイイ?話
【朝日杯フューチュリティS】
マイル戦で能力全開!
ジョッキーが敢えて選んだ逸材
今年の競馬も残り僅かとなってきた。
今週のGIは
朝日杯フューチュリティステークス。
今年もフルゲートに満たない16頭立てとはなったが、重賞勝ち馬4頭に加え、同2着馬、さらにオープン勝ち馬などまずまずのメンバーが揃った。
人気はその重賞勝ち馬に集まりそうだが…
このコーナーで注目するのはやはり、
バスラットレオンだ。
札幌2歳ステークス当時にもお伝えしたが、デビュー戦の新馬戦は、超スローペースだったことはあるが、逃げて上がり3F33秒6という瞬発力を繰り出した。この時計は、札幌の中距離新馬では史上最速だった。
そして新馬戦の前から予定されていた札幌2歳ステークスに青写真通り駒を進め、結果は3着だったが、早めに捲ってくる馬がいて先行勢には厳しい競馬を強いられた事を考えれば上々の内容だった。まして勝ち馬は先週GIを勝ったソダシ、ある意味で強い競馬をしていると言えるだろう。
ひと息入れて復帰戦となった前走の京都2歳ステークス、坂を上がるまでは圏内だったものの、そこから失速して6着。
中間はコントレイルをアオルような動きを見せていたが、プラス20キロの馬体重が示す通り、成長分を加味してもやや余裕のある体だったようで、そこまで悲観する内容ではない。
また、今回はマイル戦となるが、新馬戦で手綱を取った藤岡佑介騎手が「クラシックは未知数だが、マイルで凄い能力を発揮しそう」と話していたことが印象深い。
さらに、鞍上の
坂井瑠星騎手。普通に考えれば新馬戦から続けて手綱を取り2勝を上げているカイザーノヴァに乗って然るべきだろう。
同じ矢作厩舎の管理馬で同じオーナーという事もあるのだが、どうやら選んでバスラットレオンの方に乗るらしい。
そもそも新馬戦でも手綱を取る予定だったが騎乗停止中で乗れなかったという悔しい経緯がある。
実は先週のカペラステークスのジャスティンも、本来乗る予定だった東京盃が騎乗停止中で乗れず、他のジョッキーで勝たれてしまうという悔しい思いをした経緯があった。そして、そのカペラステークスを制し無念を晴らした。
今回のバスラットレオンも、新馬戦で乗れずに勝たれてしまったものの、GIで結果が出せればその無念も晴らせることだろう。
諸所の条件が変わる今回のバスラットレオン、改めて注目したくなる。
オススメ!
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