第1113回
採れたて!トレセン情報
関西事情通のちょっとイイ?話
【カペラステークス】
もう誰にも渡したくない!
戻ってきたお手馬で勝負の遠征
今週のGIは阪神競馬場で2歳女王決定戦の阪神ジュベナイルフィリーズが行われる。
その関西圏でGIが行われる中、裏の中山でも重賞
カペラステークスが行われるため、関西所属ジョッキーが4名遠征している。
まずは何と言っても、日本人では全国リーディングトップの川田騎手がGIには騎乗せずに中山へ。これはそれだけで注目と言えるだろう。騎乗するのは、自らの手で3勝を上げているレッドルゼル、当然注目の一頭だ。
ただ2歳牝馬戦線で、アルテミスステークスでは同時開催の阪神スワンステークスのアドマイヤマーズに騎乗するため参戦できず、ファンタジーステークスで手綱を取ったラヴケリーでは勝ち負けまで期待できず、乗り馬に恵まれないだろうという想定のもと、消極的な選択でこの日は中山への遠征を決めた経緯があるのは確か。
他、斎藤新騎手と亀田騎手、そして坂井瑠星騎手の3人は、所属自厩舎の馬に騎乗するために遠征いしている。
普通は、わざわざ遠征してきているからと言っても、そこまで注目では無いケースだが、
ジャスティンの
坂井瑠星騎手に関しては、その経緯は注目に値する。
2勝クラスに上がってからの勝利は全て坂井瑠星騎手の手綱によるもので、自らもお手馬の一頭という意識はあっただろう。
それが、騎乗停止の制裁を受けてしまった事で、本来は騎乗するはずだった東京盃は戸崎騎手が起用された。そして、ここでアッサリと結果をだされてしまった事で、続くJBCの舞台でも戸崎騎手が乗る事になってしまった。
何も無ければ東京盃もJBCも騎乗するはずだった坂井瑠星騎手にしてみれば、やっと戻って来たお手馬、もう誰にも渡したくないという気持ちだろう。
そのためには、キッチリ結果を出す必要がある。
トップジョッキーの川田騎手の遠征も注目だが、この坂井瑠星騎手の期する遠征にも注目してみたい。
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