採れたて!トレセン情報
第79回[2012年2月24日]
【ジョッキー情報局】今年6年目を迎える丸田騎手に注目
【美浦の『聞き屋』の囁き】
●ジョッキー情報局●
今年の蛯名騎手の好調ぶりは言うまでもないが、関東所属でもう1人健闘している騎手がいる。それは今年6年目を迎える丸田騎手だ。現時点で12勝を挙げており関東リーディングでは4位の好スタートを切っている。
主戦場はローカル中心ではあるが、その小倉では11勝の大活躍。11勝の内訳が今季の好調ぶりを表すもので、半数以上の8勝を関西馬で挙げているのだ。たしかに小倉に遠征している関東馬は関西馬に比べて少ない頭数ではあるが、関西の調教師から信頼を得たからこその数字だろう。
「例年よりもいいスタートは切れましたが、取りこぼしたレースがたくさんあるので嬉しい反面悔しさもあります。それに2場開催(今週のように中山と阪神だけでローカルがない場合)の時は馬の質・量ともにグッと下がってしまうように、まだまだ足りないと感じています」と自分に厳しい丸田騎手。だが、今週も関西馬に2頭騎乗(土曜日8R、日曜日9R)。どちらも小倉では主戦として依頼を受けていた厩舎。
「わざわざ中山まで連れてきてもらうのでなんとかしたい」と力強いコメント。昨年は田辺騎手が大ブレイク。今年は丸田騎手かもしれない。ならば、人気が出る前に丸田騎手は「買い」だろう。
●断然人気馬VSその他大勢●
自分よりも強い相手と戦う方がより力を発揮できるタイプや、格上には弱いが格下には滅法強いといったタイプがあるように、馬の個性もさまざま。
例えば、中山土曜日最終レースの「ハングリージャック」。デビュー戦の1着降着を着外としなければ、13戦して4着以下になったことは4回だけ。その馬券に絡まなかった4戦も気性面で若さが残っていたり、馬場状態、距離と敗因は明確。本格化した近走はすべて3着以内という抜群の安定感。
しかし、この安定感がこの馬の弱みだったりもする。どういうことか、主戦である蛯名騎手と津村騎手のコメントを要約してみた。「ハングリージャックのポテンシャルは優にオープン級。重賞を勝てるだけの力は持っている。
ただ、前向きさに欠ける面があるというか、並んでから全然余裕があるのに前を抜こうとしない。前に出たら出たで気を抜いてしまう。だからといって溜めて溜めて差し切るといったタイプではないし、スピードがあるので自然と好位で運べてしまう。簡単にいえば勝ち味に遅く乗り難しい、良くも悪くも相手なりに走ってしまうタイプ」とのこと。
たしかに戦績を振り返ってみると、勝った場合も負けた場合も着差はほとんどが1馬身以内、もしくはもっと際どい着差が多い。比較的低調なメンバー構成で断然の人気が予想されるこのレース。またしても伏兵に足元をすくわれるのか、実力どおりの結果になるのか。まぎれの多い中山マイル戦だけに馬券的には面白そうだ。
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