採れたて!トレセン情報
第509回&第510回
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【美浦の『聞き屋』の囁き】
●GⅠ級のGⅡ●
11頭立てのフルゲート割れとなった中山記念だが、超のつく豪華メンバーが集結。
皐月賞馬が3世代、6歳のロゴタイプ、5歳のイスラボニータ、4歳のドゥラメンテ。
これに加えて強力な4歳勢の筆頭格であるリアルスティールとアンビシャス。
古豪と呼べるフルーキーにラストインパクトと、もっともGⅠに近いGⅡと言える組み合わせ。
中でももっとも注目を集めているのが2冠馬ドゥラメンテの仕上がりだろう。
中山記念の結果次第ではドバイ遠征も視野にあるということなので、全力の仕上げではないのかもしれないが、そこは昨年、安田記念制覇から約半年ぶりとなるマイルCSで春秋マイルGⅠを制覇したモーリスを仕上げてきた堀厩舎。仕上がりに抜かりはないはずで、多くの関係者の話では「モノが違う」のではという意見が大半。
9か月振りでも次元の違う脚を繰り出すのか。期待したい。
また、社台ファーム生産の皐月賞馬ロゴタイプとイスラボニータの2頭は、このあと4月にオーストラリアで行われる国際GⅠ競争へと出走を予定しているようで、要はここは海外遠征へのステップレースという様相。
余裕のある仕上げなのかどうか、しっかりと見極める必要がありそうだ。
春を告げる前哨戦の時期が近づいているが、この中山記念はある意味で本番という陣営が多い。
春へ向けてもっともいいスタートを切れるのはどの馬なのか。
【関西事情通のちょっとイイ?話】
●中山記念はもちろん注目ですが…●
日曜日の最も注目のレースは昨日も触れたGⅡ中山記念だが、阪神メインの阪急杯もある意味で注目と言える。と言うのは、まず昨年の桜花賞馬レッツゴードンキの復帰。昨秋のマイルCS後は休養し、春の目標を高松宮記念に置き、使い出しをこの阪急杯に設定して熱心に仕上げられてきた。しかも、主戦の岩田騎手が付きっ切り、土日の競馬の時でも、土曜日に東京競馬場へ遠征した日の翌日にもこの馬のために顔を出していたほど、とにかくほぼ毎日この馬に携わっている。当然仕上がりは抜かりなし、注目の復帰戦となる。
また、昨秋の香港スプリント以来となるミッキーアイルもやはり注目の復帰戦。惜しくも3着に惜敗した昨年の雪辱のため、今年もこの阪急杯から復帰となる。主戦だった浜中騎手は、シルクロードSを自らの手で勝ったダンスディレクターもお手馬だったが、早い内に高松宮記念で乗るのはこのミッキーアイルと決めていた。その昨年の雪辱もあるだろうが、やはり可能性の高い馬と見込んでいたのだろう。ただ、先日の落馬による負傷で乗れなくなってしまった。代打騎乗は松山騎手に。もちろん、本番も乗れるジョッキーという事で高松宮記念とセットでの依頼だ。通常は第三場のローカルを主戦場としている松山騎手、この結果次第では、今後中央開催を主戦場と出来る可能性も秘める、ステップアップするためのターニングポイントになるだろう。このビッグチャンスを活かせるか!中山記念とはまた違った意味で注目のレースになる。
【関西事情通のちょっとイイ?話】
●ミルコの勝負強さに注目!●
今週から中央開催は開催場が替わり中山・阪神の連続開催に突入する。開催終盤には桜花賞・皐月賞が待っている、春競馬の到来を感じる季節になった。その季節を感じるだけでなく、実際に馬の質も上がってきている。今週は土日で3重賞組まれているが、何といってもGⅡ中山記念には、3世代の皐月賞馬や多くの重賞勝ち馬が顔を揃え少頭数ながら豪華メンバーで争われることとなった。中でも、昨年のダービー馬であり2冠馬のドゥラメンテの復帰、話題はこの馬に焦点が当てられている。手綱を取るのは当然ミルコ・デムーロ、この馬の復帰に合わせるかの様に、先週はモーニンでGIを制し自らの勢いも付けている。因みにこのミルコ、この2週でかなりの有力馬に乗ってはいたものの、2着は9回もあったが勝ったのは3つのみ、その数字だけ見ればかなり物足りないのだが、その3勝が京都記念のサトノクラウン、京都牝馬Sのクイーンズリング、そしてモーニンと、全て重賞、しかもGⅡ・GⅢ・GIの騎乗機会3連勝、ココ一番の勝負強さを物語っている。
中山記念のドゥラメンテは、ダービー以来の骨折休養明け、しかも火曜日に急遽「追い切りに乗りに来れるか?」の打診があり、通常なら木曜追いが主流の堀厩舎で珍しく水曜追い、急仕上げの雰囲気は否めないものの、乗った本人の感触は非常に良く手応えは掴んだようで楽しみにしている。結果次第ではドバイ遠征が控えているだけに大事な一戦になる事は間違い無い。
このドゥラメンテは勿論だが、その勢いを考えると土曜日の重賞アーリントンCでミルコが手綱を取るレインボーラインも気になるところ。全くのテン乗りだが、その「ココ一番」の強さをまたまた見せるかも知れない。因みに、JRA重賞騎乗機会連勝記録はやはりあの人、武豊騎手で6連勝、5連勝は複数人を数えるが、このアーリントンCを勝つようなら、5連勝も濃厚と言える雰囲気、次週はチューリップ賞ジュエラー、弥生賞のリオンディーズへと続くだけに、その大記録へ向けてのターニングポイントとも言えるだろう。アーリントンCまで勝つようなら、本当にその大記録を破ってしまうかも知れない。
【美浦の『聞き屋』の囁き】
●土日の遠征にはわけがあります●
近年はジャスタウェイ、コパノリチャード、ミッキーアイルとGⅠ馬へと上り詰める出世レースとなっているアーリントンカップ。
関東からは不運での2着が続いているアーバンキッド、昨年のアーリントンカップを制したヤングマンパワーに続く連覇を狙っている手塚厩舎からオデュッセウスと2頭が参戦。
また、関東というくくりで見ると丸山騎手が小倉からの参戦。
3戦1勝ではあるが、残り2戦も2着と3着と好相性のダンツプリウスで2013年以来の重賞制覇を狙う。
また、移動のことを考慮して日曜日も阪神で騎乗。
ここ最近、騎乗依頼が急激に増えたマイネル軍団のマイネルアウラートで阪急杯に参戦。
土日で計14鞍に騎乗しており、質もチャンスがありそうな馬が多数。
土日での重賞制覇となれば一気に名前を売ることができるし、仮に勝てない場合でも、平場のレースで存在感を示すことができれば間違いなく今後の騎乗依頼に影響してくるはず。
来週からは同門根本厩舎から16年振りとなる藤田菜七子騎手がデビュー予定。
兄弟子として力の違いをはっきりと示してほしいところだ。
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