採れたて!トレセン情報
第503回&第504回
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【美浦の『聞き屋』の囁き】
●香港への道●
安田記念へと続く東京新聞杯はフルゲート割れの14頭立て。
注目は断然人気が予想されるダノンプラチナ。
前走の香港マイルでは痛恨の出遅れで位置取りが悪くなってしまい脚を余したままのゴール。
たられば、を言っても仕方がないが、スムーズに流れに乗って捌けていれば間違いなく上位争いには加わっていたはずだ。
そんなダノンプラチナは今春も香港への遠征を予定しており、そのためにはGⅢあたりで取りこぼしはできない、というのが国枝調教師の本音のようだ。
主戦の蛯名騎手も世界で戦える馬という思いを強くしたようで今年の飛躍を期待していることが強く伝わってきた。
きっちりと結果を出して香港への切符を掴むことができるのか。日本代表になるためには負けられない戦いとなりそうだ。
【関西事情通のちょっとイイ?話】
●GIを勝てる馬か!?●
先週、裏開催中京が終了し、次週から開幕する冬の小倉の前に今週は東京・京都の2場だけの開催、重賞は東京新聞杯、京都できさらぎ賞が行われる。
東京の重賞は、GI安田記念と同じ舞台で行われる東京新聞杯。昨年は500万条件から3連勝で挑んできたヴァンセンヌが、その勢いもあって重賞初制覇を成し遂げ、安田記念でも年度代表馬となったモーリスと同タイムの2着と好走した。
今年、フルゲートにはならなかったものの好メンバーが揃い、安田記念を占う一戦と言えそうだ。
そんな中、1000万条件から3連勝で挑んできたダッシングブレイズは、その昨年のヴァンセンヌを思わせる注目の存在。クラシック戦線を賑わす期待をされていたこの馬、ただ昨春はまだ馬が緩く、クラシックに駒を進める事は出来なかった。しかし、夏を挟んで急成長しその素質が開花、その休み明け初戦で手綱を取った浜中も、この馬にかなりの可能性を感じたようで、2走前の東京での競馬も、当時もお伝えしたがラブリーデイのためでは無く、この馬のために東京遠征していたフシもあった。結果も、その期待通りの快勝、「これで来年のGIが楽しみになった」と話していた。その後、年末のオープン特別も快勝しいよいよ重賞挑戦となるココ、相手もさらに強くなり正念場とはなるが、状態に関してマイナスは全く無く、むしろまだまだ伸びシロはあり、とにかく今年の飛躍を期待されている。
丁度、GIを勝てるだけのモノか否かの物差しになるダノンプラチナが出走しているのも好都合、この馬に迫ることが出来れば、それだけでGIでも好勝負になる計算、もし負かす事が出来れば、安田記念の最有力候補に名乗りを挙げたと言っていいだろう。
余談だが、知っている方もいるとは思うが、実はこのダッシングブレイズ、場合によっては「イエスタカスイエス」という馬名になっていた可能性もあった。ワケあってその馬名にはならなかったが、アヤが付いた馬でここまで走るのもまた珍しい。
【関西事情通のちょっとイイ?話】
●5億円対決?いえいえ!●
先週、裏開催中京が終了し、次週から開幕する冬の小倉の前に今週は東京・京都の2場だけの開催、重賞は東京新聞杯、京都できさらぎ賞が行われる。
新馬戦に続き2度目の5億円対決で盛り上がりを見せているきさらぎ賞、中でもその新馬戦で勝利したサトノダイヤモンドは、その評判通り今後も注目の1頭となるだろう。
と言うのも、デビュー戦も2戦目もノーステッキでアッサリ抜け出すセンス抜群の完勝劇、陣営も「普通、今の時期の若駒なら肉体面とか精神面とかいろいろ課題があるところだけど、この馬に関しては全く心配ない」と言うほど非常に評価が高い。過去にクラシック級の名馬を数多く扱ってきた師、オルフェーヴルなどヤンチャな馬が多かった事もあるのだろうが、とにかくこの馬は優等生、無論大きいところを意識している。大目標はもちろん日本ダービー、そこでピークに持っていくにはなるべく消耗を少なくする必要があり、ここで勝ってダービーに確実に出走できる賞金を獲得し、この後は皐月賞直行、そして日本ダービーというステップが青写真。2着では微妙な選択を強いられる可能性もあるためここを勝つ意味は大きい。もちろん相当の自信を持って送り出している。鞍上はC・ルメール、今年の世代の牡馬では先日若駒Sを勝ったマカヒキ、そして今週土曜日にわざわざ東京へ遠征して騎乗するレーヴァテインなどクラシック級のお手馬が多数控えており、どの馬でクラシックに挑むかを厳選しているところだろうが、このサトノダイヤモンドに関しては、デビュー戦直後に「今まで跨ってきた2歳の中でズバ抜けて一番!」とベタ褒め。今回も相当な自信を持っている。
名調教師が高評価し、名騎手がそこまで褒める、世間的には5億円対決で盛り上がっているかも知れないが、その話を聞けば、対決では無く、サトノダイヤモンドの走りだけが焦点と言えるだろう。是非ご注目して頂きたい!!
【美浦の『聞き屋』の囁き】
●ルメール旋風は止まらない!?●
2016年がスタートしてまだ1か月だけではあるがデムーロ、ルメール騎手が圧倒的な存在感を示すスタートを切っている。
特にルメール騎手は勝ち星こそ先週の段階で全国リーディング3位だが、連対率は断然トップで驚異的な4割超え。3着内率まで広げれば5割を超える。つまり2回に1回は馬券に絡むということになり、全盛期の武豊騎手と同等かそれ以上と言っても言い過ぎではないほどの活躍ぶり。
そんなルメール騎手にはクラシック候補と呼び声高いお手馬がすでに2頭もスタンバイ。
今週のきさらぎ賞に出走するサトノダイヤモンドに、若駒Sを圧勝したマカヒキだ。
そして、今週の土曜日は重賞競走のない東京へ遠征。
お目当ては3歳500万のレーヴァティン。
昨年の全国リーディングを奪取した堀厩舎期待の素質馬のために東京へ。
すでにお手馬が2頭もいる中で、重賞でもない平場の競走でわざわざ遠征してくるあたり期待の高さと本気度を感じてしまう。選べる立場のルメール騎手ならお手馬は多いにこしたことはないし、クラシック本番まで無事にたどり着けるかどうか分からない以上、クラシック候補は多い方がいい。
ルメール騎手に認められたレーヴァティンはクラシック路線に乗ることができるのかどうか。注目したい。
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