採れたて!トレセン情報

第499回&第500回

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【美浦の『聞き屋』の囁き】

●飛躍のきっかけを掴むのは…①●

1番人気の勝率・連対率ともに低いことで有名な荒れるアメリカJCC。

ハンデ戦ならともかく、別定重量戦で荒れることはあまりない。

これは過去の人気馬の多くが有馬記念組、もしくは中山金杯好走組が多く、その反動があるのか、これまで結果が伴っていない。

今年の中山金杯組では2着のマイネルフロスト、4着のライズトゥフェイム、5着のステラウインド、9着のマイネルディーンが参戦。

実績から人気を集めるのはもちろん、マイネルフロストになるが、ここで注目したいのはライズトゥフェイム。

スローペースの前残りの展開の中、直線だけの競馬で4着まで追い上げており、上がり3Fはメンバー最速プラス自身最速となる32秒6をマーク。

「前走は予想どおりのスローペース。今回は外回りで出入りが激しくなり前が止まりやすい展開と予想。今回こそ終い勝負」とは加藤征調教師のコメント。

勢いのある若手・石川騎手と6歳ながら力をつけてきたライズトゥフェイム。人馬ともに初重賞を狙う。


【関西事情通のちょっとイイ?話】

●今週も中山重賞はこの厩舎に注目!●

先週日曜日、中山の重賞・京成杯を制したのはこの場でもお伝えしたプロフェット。管理していたのは池江泰寿厩舎、昨年の京成杯をベルーフで制したほか、中山金杯では昨年まで3連覇、AJCCでもダノンバラードやトーセンジョーダンなどで制しており「1月の中山重賞と言えば池江泰寿厩舎」と囁かれるほど、とにかく1月の中山重賞を良く勝つイメージ。今年の中山金杯は競走除外と言う苦いスタートとなったが、先週はその鬱憤を晴らす京成杯連覇を達成した。

この池江泰寿厩舎、今週の中山重賞AJCCにも有力馬を出走させてきた。昨秋の菊花賞以来となるサトノラーゼンだ。

ご存知、ドゥラメンテの勝った日本ダービーで2着と実力を示したこの馬、秋は飛躍を期待されていたが、その秋初戦のセントライト記念は、菊花賞を意識してか折り合いを付ける事に重点を置く競馬で、結果的には位置取りが悪くなり、直線は行き場を無くしてしまい7着。菊花賞ではスローの流れから一気に速くなる異質な競馬になり流れに乗り切れず、リズムを崩し5着と、期待された秋の2戦はともに消化不良で終わってしまった。

その後、金鯱賞を使うプランもあったが、背腰の疲れをキッチリ取るために放牧に出され、間を開け、年明けのここAJCC杯を目標に仕上げられてきた。

今週の最終追い切りは、本来コースでやる予定が雪の影響で坂路に変更されたが、帰厩当初に見られたモサモサした動きでは無く、疲れも取れ筋肉も戻り良い状態で出走できるようだ。週末の天気予報では雪の心配もある中山だが、仮に降ったとしても、初重賞勝ちとなった京都新聞杯が、良馬場発表とは言え湿りがあって滑る馬場だったことを考えればまず大丈夫だろう。

そもそもが、GI馬のいない今年のメンバーなら実績上位の存在、仮に8分でも勝ち負けになる馬、1月の中山最終週の重賞を、またもこの池江泰寿厩舎が制する可能性は高そうだ。


【関西事情通のちょっとイイ?話】

●ここが大きなターニングポイント●

今週日曜日は第3場開催の中京でも重賞が行われる。GIフェブラリーSの前哨戦となる東海Sだ。ただ、GIの前哨戦のGⅡとは言え、次週の水曜日に川崎記念(今年からJRA馬の出走枠が1枠増え6頭が出走可能になった)が組まれている事もあってか、GI連対実績のある馬はローマンレジェンドとインカンテーションの2頭のみと出走メンバーの質は例年に比べかなり低く、しかも少頭数となっている。その実績馬2頭、インカンテーションは骨折による8カ月の休養明けでもありさすがに次走への叩き台と言った雰囲気、ではローマンレジェンドは…

昨秋の始動戦だったみやこSは、本番のチャンピオンズCを見据えてのレースで、3着に負けはしたものの内容としては上々、その勢いで挑んだ期待十分の前走が、その期待に反する14着の大敗、これで一気に評価を下げてしまった。

ただ、そのチャンピオンズCは、ホッコータルマエやコパノリッキーらが早めに仕掛けるレースを、さらに外から早めに動きかなり厳しいレースを強いられ、結果的には差し馬の展開になり、この馬は脚を無くしてしまったかたち。その期待が高いぶん勝ちに行く競馬をし、それが逆に裏目に出ただけで、実際のところはその数字ほど内容は悪くない。

ただ一方で、年齢的な衰えを囁かれているのも事実。メンバーレベルの低いこのレースで、もし見せ場も無く終わる様なら、その囁かれていることも事実となるだろう。ある意味で、このローマンレジェンドにとって大きなターニングポイント、まだまだやれるのか、それとも衰えているのか、見極めるレースになりそうだ。幸い、馬場はこの馬向きの脚抜きの良いダートとなりそうで、まさに正念場となるだろう。


【美浦の『聞き屋』の囁き】

●飛躍のきっかけを掴むのは…②●

1番人気の勝率・連対率ともに低いことで有名な荒れるアメリカJCC。

ハンデ戦ならともかく、別定重量戦で荒れることはあまりない。

これは過去の人気馬の多くが有馬記念組、もしくは中山金杯好走組が多く、その反動があるのか、これまで結果が伴っていない。

急激に復調を示しているのがスーパームーン。

主戦を務めている内田騎手が中京へ遠征、北村宏騎手は未だ治療中で休養、ということで関西からルメール騎手を手配。

京都で重賞がなかったとはいえ、ルメール騎手を呼び寄せるのだから、藤沢和ブランドは未だ健在ということだろう。

そのルメール騎手はメインレース以外で8頭に騎乗しており、そのどれもが上位人気必至という豪華ならラインナップ。今年のリーディングジョッキーの本命と目されており、その手綱捌きには大きな期待がかかる。

1・2番人気が予想されるサトノラーゼンとディサイファはともに乗り替わり。

これはサトノラーゼンの岩田騎手が中京でお手馬ローマンレジェンドに騎乗するためで、ディサイファは主戦の四位騎手が落馬負傷のため、小島太厩舎と強力なラインがある武豊が騎乗。

サトノラーゼンは天皇賞から宝塚記念へ、ディサイファ結果と内容が伴えばドバイ遠征も視野にあるということで、荒れるアメリカJCCではあるが、この2頭からしてみれば荒れたら困るということになる。

実績馬が実力を示すのか、新興勢力が出てくるのか。飛躍のきっかけを掴むのかどの馬になるか目が離せない。


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