採れたて!トレセン情報

第446回&第447回

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【関西事情通のちょっとイイ?話】

●今回は「走る方」?●

今週から、本場開催も中京から小倉、福島から新潟へ開催が替わり、北海道シリーズも函館から札幌へ、本格的な「夏」競馬がやってきた。その札幌の開幕重賞はクイーンS。真夏の重賞なゆえに仕方がないにしても、出走頭数10頭、しかもオープン馬は半分の5頭のみ、残りの半分は条件馬という少し寂しいメンバー構成となってしまった。上位人気は、唯一のGI馬レッドリヴェール、牡馬相手の重賞で好走しているフーラブライト、そして前走1000万条件を勝ったばかりも、昨年のオークスで5着、秋華賞でも4着とGI好走実績のあるブランネージュ、前走準オープンを勝ち晴れてオープン入りしたフレイムコード辺りと思われるが、それでも混戦ムード。

そんな中、アテに出来るタイプでは無いもののメイショウスザンナは人気の盲点と言えそうだ。前走のマーメイドSで10着と大敗、前々走も9着、恐らく人気は落とすだろう。しかしこの馬、年齢を重ねて来たからか、最近は使い込むと気持ちが萎えてくるの様で、少し間隔を空けた方がいい様だ。実際、福島牝馬Sでは約3ヶ月の間隔を空けて結果が出た。今回は約2ヶ月半空けて出走、最終追い切りも疲れを残さないように芝で調整し、その福島牝馬Sの再現を狙っている。

元より、前述のブランネージュには福島牝馬Sで、フレイムコードにはターコイズSで実際に先着しているこの馬、芝1800mの持ち時計も出走メンバー中2番目に速い1分45.4という好時計、開幕馬場ならそのスピードも最大限に活かされるだろう。

気持ち次第でムラ馬はムラ馬だが、「走る方」に気持ちが向く状況は整っている今回は、人気は無くても注目してみたい1頭だ。


【美浦の『聞き屋』の囁き】

●夏競馬は遠征だらけ①●

今週から開幕する新潟、札幌、小倉競馬。

今年は例年以上にこれまでと違った競馬場を主戦場に移したり、遠征する場合が増えている。

大差をつけて函館リーディングを獲った岩田騎手は札幌ではなく昨年同様に新潟へ。福永騎手も昨年同様に中京から札幌へ。ベテラン横山典騎手はここ数年は福島・新潟をメインにしてきたが、今年は福島→札幌へと変更。

中京競馬で勝ちまくったデムーロ騎手とルメール騎手は新潟と札幌に分かれて騎乗。
リーディング争いがさらに熾烈になってきそうだ。

今週はと言えば、松岡騎手がウインフェニックスとウインマーレライのために札幌へ遠征。特にウインマーレライはオープンからの降級となる準オープン戦で復帰。トップハンデとなる57.5キロを背負ってのレースとなるが、地力の高さは疑いようがないもの。
中間の追い切りに騎乗して自らの仕上げで挑む、秋以降のローテーションを考えると落とせない一戦。重賞ではないが注目の遠征騎乗だ。


【関西事情通のちょっとイイ?話】

●注目のサマーシリーズ●

今週から、北海道シリーズは函館から札幌へ、本場開催も中京から小倉、福島から新潟へ開催が替わり、本格的な「夏」競馬がやってきた。

その新潟開催の開幕重賞は、夏の新潟の訪れを知らせるアイビスサマーダッシュ。国内唯一の直線コースで行われる名物重賞、そしてサマーシリーズの一戦でもある。

馬はもちろんだが、ジョッキーにも注目のサマーシリーズ、今年全14戦中5戦を消化したが、現時点でトップは2勝している岩田騎手が21ポイント、そこに川田・ミルコ騎手とトップジョッキーが続くが、14ポイントの4位には全国リーディング50位の国分優作騎手の名前がある。函館スプリントSをティーハーフで制し、CBC賞ではサドンストームで4着とポイントを稼ぎ上位に顔を出した。この後、ティーハーフはキーンランドC、そしてサドンストームは北九州記念へ出走予定、場合によってはセントウルSへの出走予定もあり、大量ポイント獲得のチャンスはある。

昨年は田辺騎手が35ポイントで優勝、一昨年は岩田騎手が54ポイント、3年前は池添騎手が42ポイント、年によって差があり優勝ボーダーはなんとも言えないが、現時点でのラインナップを考えれば、前述上位3人で分け合うと見られ、恐らく40~50の間くいらいか。ならば国分優作騎手も可能性はあるが、岩田騎手や川田・ミルコ騎手の様に、重賞でほぼ間違いなく騎乗馬がいるわけでは無く、その可能性を高めるためには、このアイビスサマーダッシュで騎乗するサカジロロイヤルでなんとしても高ポイントを獲得しておきたいところ。

このサカジロロイヤルは、全6勝を自らが挙げている様に、気心知れたお手馬。前走はスタート直後にスムーズさを欠き本来の走りが出来ずに終わってしまったが、そもそも、負ける時は大敗するタイプでもあり陣営としては全く気にしていない。その後は間隔を空けてココ目標に仕上げてきた。

鞍上はこの馬1頭のために新潟へ遠征、追えるジョッキーなのだが前述通り全国リーディング50位の中堅、まだ知名度が低く乗り馬は集まらない。そう言う面でも、タイトルを獲ってより知名度を上げ、さらにステップアップして欲しいところ。ある意味、彼のターニングポイントになる一戦と言えそうだ。注目してみたい。


【美浦の『聞き屋』の囁き】

●夏競馬は遠征だらけ②●

今週から開幕する新潟、札幌、小倉競馬。

今年は例年以上にこれまでと違った競馬場を主戦場に移したり、遠征する場合が増えている。

札幌から新潟へ、アイビスSDのために遠征してくるのが三浦騎手と丸田騎手。

三浦騎手はお手馬のサフィロス、丸田騎手は復調急なアースソニックに騎乗。

サフィロスは春先に復帰する予定だったが牧場で態勢が整わずにここまで延びてしまったとのこと。

休養明けというハンデはあるが、3歳勢は斤量面で大きく優遇されるというプラス面もある。

あとは直線勝負への適性ということになるが、手塚厩舎&ノーザンファームの決断と考えれば、適性がないということはない、という見方もできる。

一方のアースソニックだが、このレース丸田騎手は同オーナーのアンゲネームに騎乗する予定だったらしい。

ところが、函館SSの好走で丸田騎手が可能ならアースソニックに乗りたいと相談したところ、大きな問題はなく乗りたい方に乗ることが可能となったようだ。

この選択が良い・悪い、どちらに出るのかも注目だ。



アイビスSDに出走しているオースミイージーに騎乗している秋山騎手のお目当ては初騎乗となるこの馬ではなく、10レースに出走している関東馬パイメイメイ。

中京で勝利した500万条件以降、常に気に掛けるほどのお気に入りとなったらしく、続けて乗せてもらえるなら新潟でも行きます、という志願があったらしくコンビ継続が決定。

それだけの能力を感じているんだろうし、実際その瞬発力は相当なもの。

メインレースは11レースではなく10レース、というパターンも忘れないでほしい。




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