採れたて!トレセン情報
第444回&第445回
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【関西事情通のちょっとイイ?話】
●「持ってる男」!?●
次週から本場開催は小倉・新潟開催が開幕、梅雨も明けいよいよ本格的な『夏』に突入するが、第3場開催の北海道シリーズも次週からは本丸の札幌開催が開幕する。その前の今週は6月から始まった函館開催の最終週となる。現時点での函館リーディングは19勝を挙げた岩田騎手がトップ、2位が8勝なのでダブルスコアどころでは無いブッチ切りを演じている。その2位グループは混戦で、8勝に四位騎手と吉田隼人騎手の二人、7勝には柴山騎手、三浦騎手、古川騎手、そして藤岡康太騎手と四人もいる激戦。
そんな中で最終週に注目してみたいジョッキーは、この函館開催中、ビッグアーサーや宝塚記念のために一時的に阪神で騎乗することもある中で「7勝」は上出来と思える藤岡康太騎手だ。先週の函館記念でも10番人気の超穴馬ハギノハイブリッドで2着、初めての騎乗でしかも勝ち馬とはクビ差の際どい勝負を演じた。
この男、以前から関係者の間で「アイツは持ってる」と囁かれているのだが、こう言った乗り替りや一発勝負の代打騎乗で結果を出す事が多い。今週の函館2歳Sでは、またも代打となるラッキーボックスに騎乗する。実はこの馬、本来は田辺騎手のお手馬なのだが、田辺騎手はすでに福島で予定を組んでしまっていたため乗れず、空いていた藤岡康太騎手に回って来たという経緯。実は昨年のこのレース(函館2歳S)でも、アクティブミノルは新馬戦で手綱を取った松田大作騎手が制裁を受け騎乗停止になり、急遽回ってきた経緯、それで勝利をもぎ取っている。
先週も「持ってる男」っぷりを発揮したが、昨年の一件があるだけに今週もその「持ってる男」っぷりを見せ付けるかも知れない。その可能性のある代打騎乗だ。
【美浦の『聞き屋』の囁き】
●2歳重賞がスタート①●
好素材が揃った印象がある今年の函館2歳S。
前評判になっているのは今年の2歳組で持ち時計が一番のオデュッセウス、評判馬が揃った中で圧勝してきたブランボヌール、時計は平凡だが4馬身ち切った勝ちっぷりのメジャータイフーン、2戦目できっちりと勝ち上がってきたメジェルダあたりだろう。
まず函館リーディングを先週の時点で19勝(2位が8勝)と圧倒的な勝ち鞍を挙げている岩田騎手が選んだのがブランボヌール。早く勝ち上がったということで言えば、もう1頭の人気になるオデュッセウスもいたが、関東馬と関西馬、オーナー等の付き合いからブランボヌールに軍配が上がったとのこと。
岩田騎手に断られる形になったオデュッセウスは空いていた騎手の中から吉田隼騎手を選択。
断わられると思っていなかったので乗り替わりは誤算だろうが、癖があるわけではないということと追い切りで感触を確かめているので大きな影響はなさそうだ。
乗りに乗っている岩田騎手の選択は吉と出るのか凶と出るのか。
【関西事情通のちょっとイイ?話】
●最近では一番のデキ!●
今週は函館開催のフィナーレを飾る函館2歳Sが行われるが、本場開催の中京でも夏の中京を締め括る中京記念が行われる。ハンデ戦と言う事はもちろん、この梅雨時期や暑さもあってか毎年波乱傾向。今年の場合は馬場も微妙で、外差しが決まったかと思えば内から伸びて押し切る競馬も見られ、乗っている騎手の間でも「馬場が読めない」という状態、より波乱度合いが増している。そんな中に揃った16頭、今年もどこからでも入れる混戦メンバーとなった。
そんな中で注目してみたいのは、Z・パートン騎手鞍上のトーセンレーヴだ。母ビワハイジで父ディープインパクトの言わずと知れた超良血馬、しかしその期待とは裏腹に、心房細動や脚元の不安などがあり、エプソムCの勝利はあるものの今ひとつ軌道に乗り切れず、未だ期待ほどの活躍は見せていない。そんなこんなでもう7歳の夏を迎えてしまった。昨年もこのレースを予定していたが、直前に心房細動を発症して出走を回避。ただ今回は、いつも以上に体を絞る様に調整して動きにもキレが出てきたようで、「ここ最近では一番のデキ」と言われるほどになっている。
ここ数戦、体調に?が付く状態でもそんなに負けていなかったが、そんないい状態なら、元より能力がある事は間違いなく、アッサリの可能性もありそうだ。鞍上はZ・パートン、先週は2勝を挙げるも肝心の自厩舎(身元引き受け厩舎)の馬では勝てず、本人も今週に賭ける思いはあるはず。今までに無い走りを見せてくれるかも知れない。是非注目してみたい。
【美浦の『聞き屋』の囁き】
●2歳重賞がスタート②●
好素材が揃った印象がある今年の函館2歳S。
圧勝で新馬戦を勝ち上がってきたメジャータイフーンの手綱を取るのは三浦騎手。
その三浦騎手にはもう1頭シャドウアプローチというお手馬がいたが、こちらはデビュー戦でオデュッセウスに負けて次走の未勝利で勝ち上がり。
2歳Sと名がつくレースでは新馬戦を勝ち上がった馬に優先出走権があり、つまり未勝利勝ちの馬は枠があれば出走可能で、溢れる場合は抽選となる規定。
今回の函館2歳Sでは余った枠が2つに対して未勝利勝ちの馬が3頭。つまり1頭が除外になる。
その1頭の除外枠に入ってしまったのがシャドウアプローチで、くぐり抜けた2頭はメジェルダとコスモフレンチ。
もし三浦騎手がシャドウアプローチを選んでいたら抽選を突破したのかどうかは分からないが、結果だけをみればメジャータイフーンを選んで正解だったということになる。
また、3分の2の抽選を突破したメジェルダのスピードにも注目しておきたい。
過去10年の傾向をみても、逃げ切った馬は昨年のアクティブミノルだけで、それ以外では好位組、もしくは差しということになっており、ほとんどの馬がキャリア1戦もしくは2戦目なので波乱の決着となりやすい。
2歳重賞戦線で名乗りを挙げるのはいったいどの馬と騎手なのか?!
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