採れたて!トレセン情報

第434回

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【関西事情通のちょっとイイ?話】

●函館開幕で注目のジョッキーは?①●

今年もいよいよ夏の北海道シリーズ、まずは函館開催が開幕する。美浦トレセン・栗東トレセンから遠く離れた異国と言っても過言では無い所で開催されるだけに、ほとんどの出走馬は現地滞在、それに伴って厩舎関係者も現地滞在、そして滞在する騎手も多くなる。ただ、重賞開催週ともなるとスポット参戦のジョッキーも多くなり、丁度開幕週の今週は「滞在でジックリ騎乗するジョッキー」なのか「スポット参戦」なのかが、一般ファンの目からは判り難い。例えば、今週は土日函館で騎乗する武豊騎手と川須騎手、一見「今年は函館を主戦場?」と思いそうだが、この二人は函館スプリントSに騎乗するのがメインで、移動と乗り馬の関係などもあり土日函館で騎乗する。因みに次週は阪神の予定。

この逆のパターンで、本来は函館を主戦場にするのだが土曜日だけ阪神で騎乗するジョッキーもいる。藤岡康太騎手と藤田騎手だ。前者は、デビューから4連勝中のビッグアーサー(10R)が目玉、後者はメインでサウンドリアーナに騎乗しているものの、お目当ては新馬ゴールドファーム(5R)と、同じ森厩舎の2歳、マテラアリオン(1R)だそうだ。函館初日は乗らず敢えて阪神で騎乗するこの二人は注目だろう。

ここまででも面白い話だが、最後にもう一人付け加えておきたい。

怪我で休養していた秋山騎手が今週から復帰する。例年、北海道シリーズを主戦場とし、昨年も初日から函館で騎乗し、夏の間は全て北海道で騎乗していた。今年も初日は函館で騎乗しているため、一見「今年も函館が主戦場」に見えてしまう。ゆえに「日曜の阪神は何か目玉がいるのか…」と勘ぐってしまうところ。確かに日曜の阪神は騎乗数も然ることながら勝ち負けできる馬もいるラインナップではあるが、実は今年の秋山騎手は、函館には滞在せず主戦場を栗東で過ごす予定、ゆえに土曜日の函館の方がスポット参戦という事になる。そのお目当ては…

メインのホッコーサラスター、初騎乗なのだがこれがお目当ての様だ。その理由は、この厩舎とは、厩舎の初勝利を挙げたルスナイプリンセスの手綱を取っていたこと、さらに厩舎の全9勝中5勝を秋山騎手が挙げているという縁もあってか、調教師から「乗るか?」の打診に二つ返事でOKしたとの事。

一見、普通の騎乗に見えるこのホッコーサラスターと秋山騎手のコンビ、そんな経緯があるだけにより注目と言えるだろう。


【美浦の『聞き屋』の囁き】

●JRA新記録に挑む●

今年の3月に行われたUAEダービーに出走した日本馬は3頭。そのうちの2頭、ゴールデンバローズとタップザットが再びユニコーンSで対決。

もう1頭のディアドムスは7月に大井競馬場で行われるジャパンダートダービーへ出走予定。

例年、ユニコーンS組が主力となるので、ここで好結果を残した馬がダービーを争うことになる。

全国リーディングトップの堀厩舎が送り出すゴールデンバローズはUAEダービーで勝ち馬からは大きく離されたが3着と大健闘。世界レベルの実力があることは証明できたはずだ。

復帰戦となる今回は関東リーディングトップの戸崎騎手を配して万全の態勢。

堀厩舎は今週土日で8頭が出走しており、1頭でも勝ち上がればJRA記録となる13週連続勝利という偉業を達成。勝率、獲得賞金などは群を抜いた成績を残しており、勝率が2割5分の堀厩舎なら2・3頭は勝ち上がれそうなほど。

JRA記録プラス、ドバイ遠征帰りでの重賞制覇となるのかどうか。注目したい。


【関西事情通のちょっとイイ?話】

●函館開幕で注目のジョッキーは?②●

今年もいよいよ夏の北海道シリーズ、まずは函館開催が開幕した。土曜日版でもお伝えしたが、美浦トレセン・栗東トレセンから遠く離れた異国と言っても過言では無い所で開催されるだけに、ほとんどの出走馬は現地滞在、それに伴って厩舎関係者も現地滞在、そして滞在する騎手も多くなる。

そんな函館開幕週の日曜日には重賞函館スプリントSが組まれている関係でスポット参戦しているジョッキーも居る。土曜日版でお伝えした武豊騎手と川須騎手も、移動と乗り馬の関係で土曜日から函館で騎乗している(因みに武豊騎手は水曜・木曜は栗東トレセンに、川須騎手の方は水曜日には函館で調教に騎乗していたそうだ)が、この他関西からは太宰・和田・国分優作・北村友一騎手らがスポット参戦している。

そんなわざわざ函館まで出向くジョッキーらの騎乗馬も注目だが、ここはもっと注目してみたいジョッキーがいる。デビューから9年目を迎える田中健騎手だ。そのデビューから今まで、北海道シリーズの参戦は一度も無く函館競馬は初参戦。この函館スプリントSで騎乗するアンバルブライベンが出走する関係での遠征と考えれば自然ではあるが、実はそんな簡単な事情では無い。このアンバルブライベンに賭ける意気込みは強く、夏の短距離路線、8月30日のキーンランドCまで「この馬に付きっ切りでいるため」に滞在を決めたそうだ。とにかく彼のこの夏の意気込みは相当な様子。

滞在初戦となる函館スプリントSは、小回り平坦で開幕週の馬場、スピードを活かすアンバルブライベンには絶好の舞台、枠順も2枠3番と無理なくハナを切れる好枠を引きお膳立ては整ったと言えるだろう。スポット参戦騎手を始め、ベテラン・若手の有力騎手が揃い相手は手強いが、その強い意気込みで一蹴してくれる可能性は十分あるだろう。注目してみたい。


【美浦の『聞き屋』の囁き】

●唯一の関東馬の戦い●

今週からいよいよ函館競馬が開幕。昨年から6週間の開催となり期間は短いままだが、やはりそこは開幕週。ほとんどのレースでフルゲートとなっており熱い戦いが繰り広げられそうだ。

日曜日のメインレースは名物レースとなっている函館スプリントS。

ここから新潟のアイビスSDや札幌のキーンランドCへと続きスプリンターズSへと向かっていくことになる。

その函館スプリントS、フルゲート16頭中、なんと関東馬はセイコーライコウだけという悲しい事態。

今年で8歳となるセイコーライコウだけに頼っているようでは、まだまだ西高東低ということなのかもしれない。

そのセイコーライコウだが、韋駄天Sから函館スプリントS、そしてこの後はアイビスSDを予定しており、これは昨年とまったく同じローテーションなのだ。

違う点と言えば昨年の韋駄天Sは柴田善騎手で楽勝したが、今年は代打騎乗となった勝浦騎手で5着。

こうなると年齢的な衰えかと疑ってしまうが、勝浦騎手によると「直線勝負では歓迎となる外枠だが、この馬に関してはゴチャゴチャしない方が走りやすいので、むしろ内枠からスムーズな方が良かった。内枠なら結果は違ったはず」とコメント。実際、2走前のシルクロードSでは逃げたアンバルブライベンが押し切る流れをメンバー最速の上がりを使って3着となっており、コメントと併せれば衰えと見限るのは早計だろう。

今回は主戦の柴田善騎手が東京から駆けつけての参戦。

ここまで7勝を挙げているセイコーライコウの勝利はすべて柴田善騎手とのもの。

ベテランコンビの復活となれば当然侮れない?!


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