採れたて!トレセン情報

第418回&第419回

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【関西事情通のちょっとイイ?話】

●土日とも有力馬でした!?●

皐月賞と天皇賞、GIの狭間となる今週だが、土曜日には優勝馬にヴィクトリアマイルの優先出走権が与えられる福島牝馬S、日曜日は東京でオークストライアルのGⅡフローラS、京都では優勝馬に安田記念の優先出走権が与えられるGⅡマイラーズCと、注目の重賞が3鞍も組まれており、GIは無くとも十分楽しみな、そして注目の今週末。

そんな注目の週末の重賞に、土日とも有力馬に騎乗予定だったのは藤岡佑介騎手、ところが既報通りインフルエンザに罹ってしまい、体力的には問題ないものの周りに迷惑をかける可能性があるため今週の騎乗を自重した。トレセン内では「この時期に?」「嘘やろ?」と言われたが、つい先日、巨人の原監督も罹っていただけに、その事実を知るとみな妙に納得、ただ本人にしてみても、まさかこの時期にというところ、ましてや土日の重賞他、騎乗予定馬のラインナップが良かっただけに本当に残念でならないようだ。

土曜日は、ブランネージュに乗るために福島へ遠征予定だった。中山牝馬Sを叩いてベストと言える小回りの芝1800m、これは本当に楽しみにしていた1頭だった。代打には弟の藤岡康太騎手、本来はハピネスダンサーに騎乗するため福島で予定を組んでいたのだが、そのハピネスが補欠一番手で除外濃厚と言うこともあって声が掛かった。最終追い切りでも跨り「いい頃の掛かる感じが出て来た」と、ひと叩きの効果の感触も得たようだ。この藤岡康太騎手は、日曜日にもディアデラマドレという有力馬でマイラーズCに挑むが、この急に回ってきたチャンスを掴み、あわよくば牝馬で土日重賞制覇もあるかも知れない。

日曜日の重賞と言えば、当の藤岡佑介騎手はナガラフラワーに乗るために東京遠征予定だった。ナガラフラワーと言えばエルフィンSで桜花賞2着のクルミナルに迫る脚を見せた素質馬、ここも有力の1頭に間違いなく、勝てば一躍本番オークスでも注目されるであろう存在。代打の鞍上には、管理する高橋亮厩舎では昨年ベルルミエールを始めエリーザベストなどで6勝を挙げた川島騎手に白羽の矢が立った。その川島騎手はこの日京都で予定を組んでいたのだが、その全てをキャンセルしナガラフラワーのために東京で騎乗する事を決めた。それこそ勝つ様なら本番のオークスでも騎乗できる可能性も出てくるだろう。ここもまた、回ってきたチャンスを掴めるか注目だ。


【美浦の『聞き屋』の囁き】

●ヴィクトリアマイルへの道●

フルゲート16頭のうち格下の準オープン馬が2頭も出走できてしまうほど、牝馬中距離路線は層が薄い現状。ただ、ここで賞金を加算することができればヴィクトリアマイルへ出走できる可能性がグッと大きくなることは確か。現時点でヴィクトリアマイルへの出走を表明している中で、福島牝馬S組で賞金的にボーダーラインをクリアしている馬はおらず、つまりヴィクトリアマイルへ出走するためにはここで賞金を加算することが確実に必要。

ベテランの柴田善、田中勝騎手はお手馬グレイスフラワーとスイートサルサのために、大野騎手から横山典騎手へと乗り替わったパワースポットなど、GⅠ出走へ向けて各陣営ともに勝負態勢。

ヴィクトリアマイルへ名乗りを挙げるのは一体どの馬なのか?!


【関西事情通のちょっとイイ?話】

●波乱の立役者になる!?●

今週日曜日は東西でGⅡの重賞が行われる。京都では勝ち馬に安田記念の優先出走権が与えられるマイラーズCが行われるが、週中から不穏な動きがあり波乱の雰囲気が漂ってきた。と言うのも、まず火曜日に昨年のマイルCSの勝ち馬ダノンシャークが左前脚ザ石のため回避、さらに投票直前の木曜日になって有力馬の1頭グランデッツァが右前脚蹄の出血により回避、上位人気に推されるであろう2頭が当週になって回避という波乱の幕開けとなった。この有力2頭が回避したことにより上位の議席が空き、掲示板程度の存在だった馬が上位に飛び込んでくる可能性も出て来た。そんな中だからこそ注目してみたいのは、昨秋のマイルCSでは14着に敗れているものの、前走の洛陽Sでは今までに無い味な競馬で勝利したレッドアリオンだ。

そもそも、昨秋のマイルCSでは、直線で内ラチに押し込められバランスを崩すところがあり、見方によっては度外視できる内容。同コースの前走を好時計で快勝しているだけここも見せ場以上の可能性を秘める1頭。

鞍上には前走に引き続き川須騎手が騎乗。元より、3歳時にはフローラルウォーク賞からコンビを組み、ニュージーランドTでは僅差2着、GIの舞台NHKマイルCでも戦った仲。最近は小牧騎手が主戦になりつつあったが、久しぶりに手綱を取った前走で結果を出したため再びチャンスを貰えた様だ。もちろん当人は、本来なら主戦場としている福島で予定を組むところを、この馬のために京都で騎乗を決めている。

約2ヶ月休ませた絶好の開幕馬場もこの馬には大きなプラス、波乱の立役者となる可能性は十分にあるだろう。このコンビ、注目してみたい。


【美浦の『聞き屋』の囁き】

●オークスへの道●

波乱の結果となった桜花賞から次は東京が舞台となるオークスへ。

今週はオークストライアルのフローラSが行われ、上位3頭にオークスへの優先出走権が与えられる。

フルゲートを割る17頭が出走しており、うち2勝馬は4頭だけ、残りの13頭は1勝馬というメンバー構成。

まず注目したいのはリアンドジュエリー。

ここまで4戦して2勝を挙げており、その4戦すべてで柴山騎手が手綱を取ってきたが、今回は蛯名騎手へスイッチ。

その柴山騎手はといえば、未勝利を勝ち上がったばかりのバンゴールに騎乗。

これは一見すれば柴山騎手から蛯名騎手への乗り替わりとうつるかもしれないが、実はそうではないとのこと。

今年はフルゲートを割っていたため1勝馬による抽選はなかったが、抽選になった場合のことを考えれば確実に出走できる2勝馬を選択することが一般的だろう。

ところが、この2頭を選べる立場にあった柴山騎手は1勝馬のバンゴールを選択。

どうやらバンゴールが先約ということも選択した大きな要因ではあるようだが、東京でより決め手が生きる方はと考えた時にバンゴールという結論になったようだ。

今年の柴山騎手はノーザンファームの大きなバックアップがあり先週の時点で23勝、関東リーディング3位につける好調振り。

その乗れている騎手が選択したバンゴール対実績上位のリアンドジュエリーの戦いは注目だ。


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