採れたて!トレセン情報
第400回&第401回
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【美浦の『聞き屋』の囁き】
●色んな意味で復活はあるのか?!●
3600mで行われるステイヤーズSに次ぐ長距離の重賞が今週行われるダイヤモンドS。
天皇賞・春に直結はしないというデータがあるうえ、ハンデ戦なので伏兵の台頭も可能。
そんな中で注目したいのはラブイズブーシェ。
ラブイズブーシェと言えば古川騎手、古川騎手と言えばラブイズブーシェ。
それほどの関係だと思っていたが、乗り替わりが日常茶飯事となった時代の流れには勝てずに、ついにというかいよいよの乗り替わり。
また、それが村山厩舎と関係の深い田辺騎手というところが面白い。
どういうことかというと、村山厩舎&田辺騎手&小林オーナーと言えば、昨年のフェブラリーSを制したコパノリッキーという組み合わせ。
が、そのコパノリッキーも勝てない競馬が続いたということで前走の東海Sから武豊騎手に乗り替わり。
田辺騎手に近い関係者の話によれば、コパノリッキーを乗り替わりになったことであまり感情を出さない田辺騎手もかなりムッとしたらしい。
騎手の立場からすれば、うまく乗っており相手が悪かっただけ、ということのようだ。
コパノリッキーの乗り替わり以降、村山厩舎&田辺騎手のコンビでの競馬はなく、今回が約2か月ぶり。
決して気分は良くはないはずが、勝ち負けになるラブイズブーシェなら、と考えるあたりも騎手心理の面白いところ。ここで結果を出して再度「ライン」復活となるか。再び冷え切った関係になるのか。
勝ち負けもそうだが、こういう目線で競馬を観てみることも面白いかもしれない。
【関西事情通のちょっとイイ?話】
●昨年の再現?●
今年も早くもGIの季節、JRA開幕GIは恒例のフェブラリーS。春のダート王決定戦であり、ドバイへ向けての壮行レースでもある。
ただ今年は、昨年のチャンピオンズCを勝ち、その後も東京大賞典・川崎記念と連勝した現役ダート王者ホッコータルマエがドバイ一本に備え早々と回避を決め、チャンピオンズC2着のナムラビクターも距離適性を考慮し出走せず、さらに直前になって前哨戦の根岸Sを快勝したエアハリファまでもが回避、全体のメンバーレベルとすればやや低くなった印象で昨年の覇者コパノリッキー1強という雰囲気さえある。
そのコパノリッキーとのハナ争いが焦点となっていたのがコーリンベリー。
枠順が確定しコパノリッキーが2枠4番、コーリンベリーが1枠2番、その枠の並びと短距離戦でハナを切ってきたスピードを考えれば、恐らく隊列はスンナリと決まり、コーリンベリーがハナでその外にコパノリッキーという事になりそうだ。
コーリンベリーの鞍上は松山騎手、実はこの松山騎手は、先日触れた通り当初は小倉大賞典のアロマティコに騎乗する予定だった。ところが、2週後のポラリスSを予定していたコーリンベリーが、賞金的に出走が叶うという事で2週前倒して急遽フェブラリーSに使う事になり、東京での騎乗に切り替えたようだ。やはりGI、優先するのも理解出来るが前倒しでの出走では状態が気になるところ。
これもまた実は、本来は2週前のすばるSを目標にしていたため、調整過程はある程度進んでいた様だ。その当時は除外の可能性も考えながらの調整だったため、それから2週間乗り込めた事で、逆に上手く調整出来た様子で、暮れのファイナルSを快勝した時の状態とも言えるのだろう。
あとは力関係が問題だが、前述した通り今年は全体レベルがやや低くなっており、食い込む余地はかなりある。ましてや、コパノリッキー1強で他馬が目標とするのもこの馬、コパノリッキーが丁度昨年のホッコータルマエの様な存在になる。すると、他馬が目標とする馬の前で競馬をするコーリンベリーが、丁度昨年のコパノリッキーの様な存在になるかも知れない。これもある意味「昨年の再現」と言えるだろう。楽しみなレースだ。
【美浦の『聞き屋』の囁き】
●今年も荒れるのか?!フェブラリーS●
昨年はグランドシチーのみで、今年は関東馬の出走はゼロ。
今年のクラシック路線は関東馬の活躍が目立つが、古馬ダート路線は完全に関西勢が制圧。
断然の人気となるのが武豊騎手とのコンビで復活を示したコパノリッキー。
2番手候補だったエアハリファが火曜日に取り消したことで相手選びは一気に混戦模様。
回避したエアハリファの繰り上がりが前走で復調を示したアドマイヤロイヤル。鞍上には横山典騎手という怖い組み合わせ。横山典騎手には他の騎手にはない、「なにかやってくるのではないか」感が半端ではない。
この繰り上がりという運を生かせるのかどうか。
繰り上がりということで言えば、エアハリファに騎乗予定だった三浦騎手も同じことがいえる。
エアハリファの回避で騎乗予定馬はいなくなったわけだが、木曜日の午後、サトノタイガーに騎乗予定だった御神本騎手が落馬負傷の影響で今週の騎乗をキャンセル。
そこで抜擢されたのが、騎乗予定馬のいなくなった三浦騎手。
エアハリファとサトノタイガーの実績を比べると断然エアハリファが上だが、サトノタイガーは昨年のJBCスプリントで2着という実績があるし、まずはゲートインしないことには、勝つ資格が発生しない。
昨年のコパノリッキーが16番人気で勝ったように、まずは出走すること騎乗することが第一の条件。
繰り上がりの横山典騎手、三浦騎手ともに運はある。生かせるかどうか、馬券に入れるのかどうかは、あなた次第です。
【関西事情通のちょっとイイ?話】
●最後に当たりクジを引いた?●
今週日曜日は東京競馬場で1回東京開催の大目玉GIフェブラリーSが行われるが、その裏で小倉競馬場でも、2月の小倉の大一番、小倉大賞典が行われる。GIの裏の開催とは言え、重賞という事で普段は中央で騎乗しているジョッキーも多く参戦してきている。
そんな中で、秋山騎手は交流のジャパンダートダービーを勝ち、川崎記念でも2着のお手馬カゼノコがフェブラリーSに出走しているが、やはりGIを勝たせて貰っているカレンブラックヒルを先に頼まれていた関係もあって先約を優先して小倉で騎乗。逆に、昨日も触れたが、アロマティコに騎乗を予定していた松山騎手がコーリンベリーでフェブラリーSに向かうため、その鞍上には空いていた藤岡康太騎手に白羽の矢が立った。
この二人がどんな結果を出すのかも注目ではあるが、最後の最後でチャンスを掴んだのはどうやら和田騎手の様だ。
実は和田騎手、この小倉大賞典にはアズマシャトルが使うかもしれないという事で、この日は一応小倉で予定を組んでいた。ところがアズマシャトルは放牧に出てしまったためここでの乗り馬は居なくなってしまった。それでも、他にも騎乗馬が決まっていたため小倉で騎乗することにしていた。そんな最中、先週川田騎手が騎乗停止の制裁を受け、ラングレーに騎乗出来なくなり、丁度小倉で予定していてメインが空いていた和田騎手に声が掛かった。
ラングレーを管理するのは昨年の全国リーディング・ステーブルである矢作厩舎。勝ち星も然ることながら出走回数も桁違いに多く昨年は500回を超えていた。対して和田騎手も中堅以上の関西リーディングベスト10に入るトップジョッキーの一人。開業12年目を迎え今や年間500回以上出走させる矢作厩舎と、デビュー20年目を迎え今では年間1000回に近い騎乗をする和田騎手とのコンビが、驚く事にこれが初めて。意外にも意外だが、騎手心理とすれば、ここは是が非でも結果を出したいところ。最後に『当たりクジ』を引いているのか?このラングレーは色々な意味で注目だろう。
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