採れたて!トレセン情報
第315回&第316回
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【美浦の『聞き屋』の囁き】
●燃えている男たち、その2●
NHKマイルCは本賞金900万の馬で7分の3、という抽選になった。
これをクリアしたのがアルマエルナト、ウインフェニックス、ピークトラムの3頭で穴候補の一角としては押さえておいてもいい馬ばかり。
そして、後藤騎手のお手馬で本命候補になりうるショウナンアチーヴが回ってきたのが、先週の時点で全国リーディングトップに立った戸崎騎手。
これもめぐり合わせというか、運があるというのか。
先々週の段階で戸崎騎手のNHKマイルCでの騎乗予定馬は2週間前登録にもあったように昨年の函館2歳Sを制したクリスマスだった。
ところがクリスマスがNHKマイルCを回避と同時に転厩することに。
このあたりは、もちろん人間関係という大人の事情だろうが…。
一時は騎乗予定馬がなく空欄になったところに、後藤騎手の落馬負傷があり、また未勝利を勝たせた実績もあったので、即、決定。
まさに好循環。やはり「持っている」男の流れというものはこうなのかもしれない。
1番人気は4連勝中のミッキーアイルで間違いだろうが、決して抜け出た存在というわけではないので、どの馬にもチャンスがありそうな組み合わせ。
果たして、本当に「持っている」のは誰なのか!?
【関西事情通チョッといい話】
●メインの前に是非注目●
今週のGIは東京競馬場でNHKマイルCが行われる。朝日杯FSを勝った2歳王者のアジアエクスプレスは参戦していないものの、連勝中の快速馬ミッキーアイルを筆頭に熱い戦いが期待できるメンバー構成で見応えは十分。
ただ、GIばかりが競馬では無い。その前の準メインの10Rには古馬のオープン特別が組まれているが、これもまた馬券的にも面白いレース。
オープンとは言え一長一短あるメンバー構成、しかもハンデ戦でもあり波乱要素もある。そんな中だからこそ、まだ準オープンクラスのヴォーグトルネードに注目したい。
レースを見ている方なら良く判ると思うが、東京ダート2100mはこの馬にとってベストのコース。と言うのも、右回りはどうしても内にモタれるところがあることと、スタミナが豊富な上に長くいい脚を使うタイプだからだ。
実は、2週後のオークスの日に自己条件のダート2100mがあり、一応そこを目標にしていたのだが、状態がいい事と、ベスト条件なことで格上挑戦を決めた。
格上挑戦とは言え、陣営は格下の立場とは全く思っていない。と言うのも、2走前にクビ差で2着に敗れているのだが、「直線入り口でフタをされてしまい、そのぶん届かなかった。まともなら勝っていたレース」との事で、本来は昇級して普通にここへ使っていたはずだったからだ。
しかも、もし勝ってここへ出走ならハンデは55キロか56キロだったはずである意味恵まれている。
オープン特別とは言え一長一短ある微妙なメンバー構成の中にも関わらず、見た目が格下と言う事だけで54キロとハンデは恵まれ、人気にもなりにくい存在。
しかし陣営は全く格下感を持っていないこの馬、馬券的にも非常に面白い存在だろう。メインの前に是非注目して頂きたい。
【関西事情通のちょっとイイ?話】
●今の京都の馬場は?●
先週、好メンバーが揃い来場者も多かった天皇賞・春、ただレース直後にはゴールドシップが下馬、その後にはキズナの骨折が明らかになり。さらに5着と好走したタニノエポレットも故障と、トラブルも多かった。
その要因のひとつに、今の京都競馬場の馬場の影響もある。ただ速いのではなく、芝丈は長いのだが馬場が硬いため時計が速い様だ。各馬の故障は、その硬くて速い馬場が少なからず影響していると思われる。
そんな馬場で、今週は日本ダービーへの最終東上便の切符を争う京都新聞杯が行なわれる。
先週・今週と2週続けてチークピーシズを着用して追い切り上々の動きを見せ、最後のダービー出走の権利獲りに挑戦するアズマシャトル。その実績と調教の動きから注目の一頭であり人気の一角。
ただ実は、毎日杯の後ソエが出て、賞金的に皐月賞を使えたものをパスしてきた経緯があった。もちろん、パスしたからにはソエも良くなってきてはいるのだが、まだ真新しいソエを焼いた跡がビッチリとあり、「今の硬い馬場で大丈夫なのだろうか?」と思ってしまうのは正直なところ。
能力的には楽に勝ってもおかしくない馬、人気になるのも当然だが、馬券的な面で言えば人気ほどの過大評価は禁物だろう。危険な人気馬となるのか、それとも、それらの心配事を吹き飛ばす激走を見せるのか、注目してみたい。
【美浦の『聞き屋』の囁き】
●燃えている男たち●
先々週起きた後藤騎手の落馬による岩田騎手の騎乗停止処分。
今週のNHKマイルCで岩田騎手はロサギガンティアへ騎乗予定だったが、手綱は再び柴田善騎手へ。
その柴田善騎手、当初の予定では新潟大賞典で同じ藤沢和厩舎のレッドレイヴンに騎乗予定だった。
ところが岩田騎手が騎乗停止となり、その時点ですでにリーディング上位騎手は騎乗予定馬が決まっていたこともあっての再指名という、大ベテランにはなんとも失礼な話だが、そこは大人の対応で依頼を受諾。
普通であれば面白くない話だが、そこはポーカーフェイス、飄々としている柴田善騎手らしい言動。もちろん内心では、燃えているはずだろう。
一方、新潟大賞典で人気の一角となるレッドレイヴンの手綱が回ってきたのが柴山騎手。
先週も新潟の谷川岳Sで1番人気だったサトノギャラントを後藤騎手の代打として騎乗。
結果はご存知のとおり、アタマ差の2着。悔しい結果となった。
2週続けて負けるわけにはいかない、こちらも再び回ってきたチャンスに応えるべく燃え上がっているはずだ。
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