採れたて!トレセン情報

第282回[2014年1月18日] 最新号は毎週金・土曜日の20時にメルマガ配信。

約2年遅れのGI制覇へ!

東西で重賞が組まれている日曜日、京都ではG2日経新春杯が行われる。

過去にはトゥザグローリーやルーラーシップ、古くはステイゴールドやメジロブライトなどトップホースが勝つ事もあれば、昨年のカポーティスターの様に条件馬が勝ってしまうケースもあるハンデ戦。今年も一見、16頭立ての多頭数競馬でもあり波乱の形相、しかし『終わって見ればアッサリだった』と言われてしまう結果、さらに来年の日経新春杯の頃には『昨年は後のGI馬が勝ったレース』と言われているかも知れない。

それだけの可能性を秘めているのが、福永騎手が手綱を取るアドマイヤフライトだ。

喉の手術明けという前走、しかもトップハンデの58キロを背負いながら、直線仕掛けると弾ける様に伸び、アッという間に突き抜けて快勝、手術が成功したどころの話ではなく、いよいよ大化けしてきた雰囲気があった。

元より、まだこの馬が未勝利の時、当時現役だった安藤勝己が、「この馬でダービーへ」と、わざわざ中京へ出向いていた経緯もあった。

安藤勝己と言えば数多くのGI馬の背中を知る超一流ジョッキー、その彼をして「ダービー」というホースマンの最高峰のレースを意識させたほどの素質馬、そのGIの舞台に上がるまで時間は掛かってしまったが、約2年遅れで(天皇賞・春)でGIウイナーになっている可能性はある。

初重賞挑戦の馬に大きな期待を掛け過ぎかもしれないが、万葉Sの予定だったものを、鞍上の福永騎手の提案でこのレースに参戦する経緯もある。それほどの可能性を秘めた馬、この日経新春杯のレース振りはとにかく注目したい。


【美浦の『聞き屋』の囁き】

●それぞれの大人の事情●

クラッシック戦線に直結するほどではなく、現時点でのクラシック候補生、と呼べるほどの素材がいるのか。 位置づけとしてはそのあたりが妥当かも。そう考えれば粒ぞろいのメンバーが揃った今年の京成杯。 乗り替わり等には色々な事情があったようだ。

まずは実績上位のウインマーレライとエアアンセム。ウインマーレライはこれまでの5戦、丹内騎手がこの馬の予定を最優先して手綱を取ってきたが、前走をもって乗り替わり。つまりクビ。ただ、これは丹内騎手がミスをしたというよりは、馬柱を見て分かるように、3走前までは差し・追い込みの競馬だったのに、2走前では急に先行。しかも掛かってしまい大敗。前走は一転、最後方から伸びてくるも届かず。

これは明らかに鞍上の判断というよりも、最近よく耳にしているかもしれないが、オーナーサイドの指示との話。それに従って騎乗した結果、結果を出せなかったため、責任を取らされることとなり乗り替わりな様だ。そこで、これも最近よくある安直な外国人騎手への乗り替わり。脚の使いどころが難しいタイプだけに、いきなり結果を出せるのか。見ものだ。

エアアンセムの前走は有馬ウィークということで多くの外国人騎手が中山競馬に参戦。そこで社台ファームお抱えのルメール騎手が来ていたため、後藤騎手から乗り替わり。そして、低評価を覆す内容で完勝。

賞金を加算したことで次走は2月の東京、共同通信杯が本線という報道だったが、一転京成杯へ参戦。

どうやらこれは調教師の判断なようだが、実は厩舎の台所事情も深く関わっている様子。

また、基本的にイケイケな性格なようで、急にプランが変わったとのこと。

この実績上位2頭、この判断が吉と出るのか、果たして…。

また、予定を前倒ししたということではホルボッシュは来週の若竹賞を繰り上げ、プレイアンドリアルに至っては、こちらも共同通信杯の予定を大幅に繰り上げて出走。

新馬戦で強烈な勝ち方をしたアデイインザライフは戸崎騎手から横山典騎手へ乗り替わり。

これは戸崎騎手が先約のアルバート、ラインの堀厩舎を優先したためで選んだというわけではなさそう。

耳にしただけでこれだけの大人の事情。これがどう結果に影響してくるのか!?

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