採れたて!トレセン情報
第275回[2013年12月21日] 最新号は毎週金・土曜日の20時にメルマガ配信。
今年も有馬記念の時が来ました
【関西事情通チョッといい話】
●今年も有馬記念の時が来ました●
いよいよ一年の総決算、グランプリ有馬記念。菊花賞馬エピファネイアが早々と回避、2週前には日本ダービー馬キズナ、直前にはエイシンフラッシュが回避と残念なニュースも多かったが、引退レースとなるオルフェーヴルのラストランには、日本での主戦池添騎手の騎乗が決まり、管理する池江泰寿厩舎からオルフェーヴルを援護するかの様に他に4頭が出走する。
そしてオルフェーヴルの宿命のライバルだったウインバリアシオンの参戦、91年の勝ち馬ダイユウサクの担当だった平田調教師がカレンミロティックで調教師になって初めてとなる有馬記念への挑戦等々、ニュースは沢山あったが、最も大きなニュースはやはりゴールドシップだろう。
今まで手綱を取ってきた主戦内田博幸騎手から乗り替わりが決まり、しかもブリンカーを着用して姿を現す。ジャパンカップで思いがけない大敗を喫したこの馬が大改革を経て参戦してくる事になった。ただそのジャパンカップの大敗には一応理由がある。と言うのも、京都大賞典のあとは放牧に出されていたが、帰厩したときには馬体の張りが落ちていた様で、調教で余り負荷がかけられなかったとか。
さらに、時計の速い決着は歓迎しないクチでもあり、コース形態やスローの瞬発力勝負など全てが悪い方に出てしまった結果だった。
今回はしっかりと負荷をかけて調整し、木曜発表の調教後の馬体重は506キロ。JC時のそれが504キロ、シッカリ負荷をかけて調教されての馬体増では中身が違う。もちろん中間から着用しているブリンカーの効果で唸るような行きっぷりも戻っている。そして舞台は昨年の有馬記念で圧勝した得意の中山コース、しかも、今開催は例年以上に時計がかかり、持久力を要求される馬場状態。前回とは一転、全てがうまくかみあっている。
そして鞍上には、先日のジャパンCではジェンティルドンナを勝利に導き、先週もアジアエクスプレスで朝日杯FSを制覇、今乗りに乗れているライアン・ムーアが手綱を取る。
このライアン・ムーア、もちろん「世界でも指折りの超一流」乗れるジョッキーな事は確かだが、こういったトップジョッキーは、馬が回ってくるタイミングも良い。ジェンティルドンナも休み明け2戦目で不安が無くなったところでスイッチ、アジアエクスプレスにしても然り、もちろんその良いタイミングで回ってきて結果を出せる事が実力なのだが、今回もまさに当てはまる。オルフェーヴルという存在もあり馬券的にも絶好のタイミング、その走りは注目だろう。
因みに、日本のジョッキーでも「タイミングの良い依頼があった時に結果を出せる」事が、自らのステップアップに重要だと言う事を認識している者が多く、常に「その時」のために努力邁進している。
【美浦の『聞き屋』の囁き】
●さあ、夢を見よう●
エイシンフラッシュの回避によって、よりオルフェーヴル一色となってきた今年の有馬記念。
関東からは3頭が出走。調教師と騎手でまったくの正反対、ヴェルデグリーンは貪欲な調教師と無欲な騎手の見解はみていた面白い。
どういうことかというと、ヴェルデグリーンを管理する相沢調教師は強気で知られており、一方田辺騎手はどちらかといえば無策、感覚で騎乗していると自ら公言する奔放なタイプ。
有馬記念でも相沢調教師は「オルフェーヴルは抜けて強い」とは言いながらも「競馬はなにがあるか分からない、絶好の枠順で絶好の状態、もしかするかもしれない」とコメント。
田辺騎手は「周りがかなり強いのであまり深く考えずにいつもどおり適当に乗ります」と冗談なのか本気なのか分からないコメントで周囲を笑わせていた。
JRAのCMにある「さあ、夢を見よう」どおり、夢のある馬券で勝負するのも有馬記念の楽しみだろう。
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