採れたて!トレセン情報

第272回[2013年12月13日] 最新号は毎週金・土曜日の20時にメルマガ配信。

有馬記念前の今週も何かと話題です!

【関西事情通のちょっとイイ?話】

●有馬記念前の今週も何かと話題です!●

次週はいよいよグランプリ有馬記念。その大一番に、大将格のオルフェーヴルを筆頭に5頭出しを予定している池江泰寿厩舎。その前週となる今週も、GI朝日杯FSにアトムという有力馬を出走させ話題になっている。今週の最終追い切りでモノ凄い瞬発力を見せ『絶好調』とデキには自信を持っていた。後はトリッキーな中山芝マイル戦なだけに枠順がカギだったが、あのドリームジャーニーと同じ2枠3番を引き当てた。来週の有馬記念を前に景気づけのGI制覇、その可能性は十分ありそうだ。

そんなこんなで今週も注目されているこの厩舎だが、そこまで注目されていないところでも忘れてはいけない馬が出走している。愛知杯のトーセンソレイユだ。

春先は、カイバ食いが悪く加減しながらの調整、結局春のクラシックは見せ場無く終わってしまったが、夏を越し、食いの細さは解消し体も戻って帰ってきた秋、春とは違いカイバ食いの不安が無くなった事でシッカリ乗り込めた。その初戦のローズSこそ余裕の仕上げだったが、叩いてキッチリ絞れた秋華賞では、着順こそ7着だったが勝ち馬とはコンマ3秒差、しかも勝負どころでスムーズさを欠き、さらに外伸びの馬場を内に入れてしまうという、なんとももったいない競馬での差、着順以上の評価は当然だ。

ディープインパクトの半妹と言うことで、期待ばかりが先行していたこの馬、しかし漸くその期待に応えられそうな状態まで上がってきたようだ。

今回人気のスマートレイアーとは秋華賞でコンマ1秒差、それでいてハンデ差が3キロあるのは恵まれたと言っていいだろう。朝日杯FSの前祝となる可能性も十分ありそうだ。


【美浦の『聞き屋』の囁き】

●尾張の戦い●

GⅢとすれば好メンバーが揃ったといってもいい、土曜日に中京で行われる愛知杯。ただでさえ荒れやすい中京競馬場なのに、上位と下位の差が7キロもあるハンデ戦ということも難解さに拍車をかけている。関東から愛知杯のために遠征する騎手は横山典、三浦、松岡、吉田豊騎手の4名。

この中でもっとも色気を持っていたのがアロマティコに騎乗する三浦騎手。まず触れておかなければならないのが前走のエリザベス女王杯について。エリザベス女王杯の行われる1週前の土曜日まで鞍上は北村友騎手に決まっていた。

ところが北村友騎手が騎乗停止となり、アロマティコの鞍上が空白に。通常リーディング上位騎手は翌週、翌々週先まで騎乗予定馬の依頼で埋まっているので急きょ予定を変更することは難しい。

ところがその土曜日、三浦騎手は東京のメインレースでアロマティコを管理する佐々木晶調教師のプライマリーコードに騎乗しており、佐々木晶調教師も東京に滞在。そのタイミングがうまく噛みあったことで「乗りに行くか」「行きます」となり、三浦騎手は翌週日曜日の騎乗予定馬をすべてキャンセルしてエリザベス女王杯へ。好騎乗で師も納得の3着となりそのままコンビが継続、今回に至ったというわけだ。

今週水曜日は朝日杯FSで騎乗するテイエムキュウコーとアロマティコのために栗東で追い切りに騎乗。「55キロは妥当なハンデだと思いまし中京も向くはず。あんまり調子に乗ると勝てなくなるのでこのぐらいにしておきます(笑)」と冗談を飛ばすほどで誰よりも色気ありと判断。

一方、泣きのコメントは松岡騎手。普段は強気なコメント一辺倒だが、さすがに57キロというハンデには驚きを隠せなかったようだ。「牡馬に換算すれば59キロに相当する過酷な斤量。持ち味の瞬発力をどう生かすか、考えます」と苦笑。

実績?勢い?調子?ハンデ差?女の戦いは馬も人も難解なことだけは確かだろう。

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