採れたて!トレセン情報

第263回[2013年11月9日] 最新号は毎週金・土曜日の20時にメルマガ配信。

【武蔵野S】GI裏の重賞も面白い!

【関西事情通チョッといい話】

●GI裏の重賞も面白い!●

今週のGIは3歳牝馬と古馬牝馬が対戦する統一女王決定戦のエリザベス女王杯。もちろん馬券的にも面白い、どんな結果になるか楽しみなレースだが、その裏の東京開催でも非常に興味深い重賞が組まれている。ジャパンカップダートの前哨戦でもあるが、同じ舞台で行われる来年のフェブラリーSを占う意味もある一戦、武蔵野Sだ。

昨年の覇者イジゲン、2年前の勝ち馬ナムラタイタン、同じ舞台のユニコーンSを勝った3歳馬ベストウォーリア、漸く本格化しプロキオンSを勝ったアドマイヤロイヤル、1月の根岸Sを快勝したメイショウマシュウなど、多彩なメンバーが揃った。ただ注目してみたいのは、そんな重賞勝ち馬では無く、まだそこまで注目はされていない、浜中騎手が騎乗するゴールスキーだ。

実はその浜中騎手、確かにエリザベス女王杯に有力となる馬が居ない(間に合わない)事もあるのだが、このエリザベス女王杯の日は早い段階で武蔵野Sへ参戦する事を決めていた。普通、リーディング上位の騎手が、GIの裏開催へ遠征するのを早々決めることは稀。余程の感触が無ければ有り得ない。そう、浜中騎手はこのゴールスキーに余程の感触を掴んでいるようなのだ。

元々は芝でも活躍し、3歳時にはGIのマイルCSで3着もある能力の持ち主だが、今年の6月からダートに矛先を変えたところ、2戦目からそのダート適性の高さを示し2走前の小倉ではおっ放して力の違いで勝利、前走の東京では芝並みの決め脚を見せ快勝、思えばゴールドアリュールの半弟、当然と言えば当然なのかも知れない。

距離に関しては、1800mでも好走しているが「ベストは1400mから1600m」と言う事で、ここを使った後はJCダートには向かわず、来年のフェブラリーSに備えるそうだ。ゆえに、ここは前哨戦では無く、何としても勝ちたい、勝って休ませたい一戦。そんな話を聞けば、GIの裏とは言え、これも馬券的に面白い重賞でしょう。

因みに、浜中騎手と言えば、このレースに出走しているベルシャザールにも騎乗経験がある。実は、最大のライバルと目しているのは、前出の重賞勝ち馬では無く、このベルシャザールの様だ。元々がオルフェーヴルが勝ったダービーの3着馬、ノドの手術をしているので、その辺の弱さは抱えているものの、ここのところのパフォーマンスは相当。スケールが大きく「大物感がある」と浜中騎手自身も語っているそうだ。

因みに、この鞍上C・ルメールも、実は早い段階でここへの参戦が決まっていた。その理由は、マスクトヒーローに騎乗予定だったが、そのマスクトヒーローは賞金面で除外濃厚とみるや、同クラブのベルシャザールをリザーブに確保する万全の備えだった。本番ではグレープブランデーの騎乗がほぼ決まっているが、ベルシャザールがJCダートへ進むにはここでの賞金加算が必須。代打としての仕事をきっちり果たすのか、その意味でも注目したい。

【美浦の『聞き屋』の囁き】

●今週から来日するR・ムーア騎手●

イギリスのトップジョッキー、R・ムーア騎手が昨年に続き今年も来日。身元引き受け調教師も昨年同様に、関東のトップステイブルの堀厩舎。ムーア騎手のJRA全成績は154戦22勝(重賞3勝)で、その勝率は0.143。

なんとこれは関西リーディング3位につける浜中騎手を上回るもので、つまりイギリストップジョッキーは、やはり日本でもあっさりと順応してトップクラスの成績を残してしまうということ。

そんなムーア騎手、いきなり勝ち星を量産できそうなラインナップ。なぜなら、前走乗っていた騎手の多くが内田博騎手か戸崎騎手と関東リーディング1位と2位からの乗り替わりが中心になっており、質が良いのは当然と言えば当然。

有馬記念後の23日月曜日まで騎乗を予定しており、いくら勝ち星を挙げるのか。手綱捌きに注目だ。

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