うまスクエア

第252回［2013年10月5日］　最新号は毎週金・土曜日の20時にメルマガ配信。

【毎日王冠】２頭出しは人気薄から？

【美浦の『聞き屋』の囁き】

●２頭出しは人気薄から？●
１１頭立てと少頭数になった毎日王冠だが、天皇賞へ向けて豪華なメンバーが集結。

中でも注目は距離適性を重視して菊花賞ではなく中距離路線へ変更したコディーノ。

皐月賞後は横山典騎手からの乗り替わりでひと悶着があり、その後藤沢和厩舎と横山典騎手の絶縁状態。それは今もなお継続中。

次走天皇賞を予定しているコディーノの鞍上はすでに外国人騎手で決定。

今回騎乗する四位騎手はこのレースだけのワンポイント。

先週はコディーノと同日デビューするコディーノの全弟トレクァルティスタの追い切りのため美浦まで出張。

追い切り後は元主戦である横山典騎手と二人だけで密談。その手綱捌きは注目だ。

また、藤沢和厩舎は２頭出しで、もう１頭は復活した素質馬レッドスパーダ。

３歳時にはジョーカプチーノが勝ったＮＨＫマイルＣで２着。翌年には東京新聞杯で重賞初制覇。

その後勝ち星に恵まれず足元の不安で長期休養。復帰後は順調に良化を示して現在２連勝。

前走の関屋記念は夏負けの影響があり、北村宏騎手が言うには「６～７分の状態」だったようだが、

それでも押し切ってしまうあたりは能力の高さと言える。

今回は天皇賞へ向けてのステップレースだが、「間隔を空けたことで状態とすれば間違いなく前走以上。使えばもっと良くなるはずだが、それでもいい競馬はできるはず。（コディーノのための）ラビットになるつもりはないですよ」と自信を覗かせていた。

大混戦が予想される天皇賞へ向けて目が離せない一戦になりそうだ。