採れたて!トレセン情報
第249回[2013年9月27日] 最新号は毎週金・土曜日の20時にメルマガ配信。
【スプリンターズS】逃げ宣言、いただきました
【美浦の『聞き屋』の囁き】
●逃げ宣言、いただきました●
フルゲート16頭中、関西馬が13頭で関東馬は3頭。対決の構図も王者ロードカナロアに対して、前哨戦で土をつけたハクサンムーンとその他といった様相。逃げるハクサンムーンをロードカナロアが差せるかどうか、が予想の焦点になっているはず。
しかし、その他の中でその流れを断ち切ろうとしている関東馬と騎手がいる。それはフォーエバーマークと村田騎手だ。3走前の函館SS以降逃げという戦法にこだわり着順をあげて、前走ついに重賞を制覇。今回もメディアの質問に対して堂々と逃げ宣言をしており、ハクサンムーンにしてみれば目障りな存在だろう。そのハクサンムーンだが最大の持ち味は二の足の速さで加速力は現役屈指。ただ、重箱の隅を突くつもりで不安を挙げれば、良績は前後半のラップに差がない時に集中。
どういうことかと言うと、6走前の京阪杯では前半が34秒3で後半が34秒2。3走前のCBC賞では34秒2-33秒8で前走のセントウルSでは33秒8-33秒7。ちなみに過去大敗しているレースは前半が32秒台などのハイラップでのもの。つまり、前半が33秒5前後で一定のスピードで走れる持続力勝負で強さを発揮するタイプ。
一方のフォーエバーマークは良績が函館の洋芝でのものになるが、前後半のラップ差は1秒以上前半が速いものばかりで、つまりハイラップで逃げて後続にも脚を使わせる渋太いタイプ。過去5年、スプリンターズSの前半のラップ平均は33秒1、後半は34秒3。
傾向だけで言えば、ハイペースで踏ん張れる逃げ馬か、中団からの差し馬が中心になる。そして、ハイペースの逃げ馬ということで今年に関して言えばハクサンムーンよりもフォーエバーマークの方が、よりスプリンターズSという舞台に適していると判断できる。枠順もハクサンムーンが4枠7番に対して、フォーエバーマークは1枠2番。逃げ宣言もそうだが、この絶好枠を引き当てて逃げない逃げ馬は逃げ馬ではない。鞍上の村田騎手も「なにがなんでも逃げます」と力強い発言。勝てば大金星、負けても叩かれることのない立場の逃げ馬には注意が必要です。
●勝負のブリンカー!?●
スプリンターズSに出走するサクラゴスペルがここ一番でブリンカーを着用してきた。
どうやら、主戦の横山典騎手が「一線級相手にはもうひと押しほしい、ブリンカーを着けてみないか」と尾関調教師に進言したとのこと。格下相手に取りこぼした感のある前走だが、休み明けを言い訳に情状酌量の余地はある。
春の高松宮記念ではロードカナロアとの差は0秒3。ブリンカーと上積み、「ノリマジック」でその差を埋めることができれば軽視できない存在になりそうだ。
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