採れたて!トレセン情報

第230回[2013年7月20日] 最新号は毎週金・土曜日の20時にメルマガ配信。

【函館開催】大人の判断!?

【関西事情通チョッといい話】

●大人の判断!?●

今年4年目、若くしてフリーになりながらも好成績を残し、フリーとなって2年目の北海道シリーズでもリーディング争いに加わろうかという勢いもある、若手のホープ川須騎手。今週も函館2歳ステークスのファイトバックをはじめ、有力馬の騎乗予定が多数あった。

ところが、火曜日の朝、関東馬の2歳新馬の調教で落馬し、少し落ち方が悪かったらしく腰椎圧迫骨折の診断となった。ただ骨折とは言っても、痛みさえ治まれば問題ないレベルの怪我で、当初は、水曜日の追い切りだけはキャンセルして、週末のレースでは騎乗するつもりでいた。念のため木曜日の調教でゲートから実戦さながらの調教を試し自分の体をチェックしたところ、どうも違和感があった様子。

乗れない事はないのだが、チャンスのある馬を多く依頼されている事もあり、「関係者にもファンにも迷惑は掛けられない」と、今週の騎乗を全てキャンセルした。若い内はガムシャラな行動をしそうなものだが、その責任を果たせるのか否かの冷静な判断をした後に結論を出すという、若いながらもシッカリとした考えを持った行動。これが、若干21歳ながら有力馬の依頼が集まる理由でもあるのだろう。

今週はその姿は見られないが、近い内に、さらに上のステージに登ってくる可能性が高いジョッキー、次週の復帰を楽しみに待ちたい。

ちなみに、川須騎手を予定していた函館2Rスリーラグタイム陣営は、火曜日の時点でいち早く丸山騎手に依頼をしていたそうだ。もちろん、このシビアな采配の裏にはこのレースへの勝負気配が見え隠れしている。


●幸運を小倉に呼び込めるか?●

連日暑い日が続いており夏競馬真っ盛りな雰囲気だが、栗東トレセンで『夏競馬』と言えば、やはり小倉開催。ゆえに、今年の場合は次週から『本格的な夏競馬』に突入することになる。夏の小倉開催と言えば、地元開催でもあり毎年大活躍を見せる浜中騎手、主戦場としている開催場では群を抜いた数字を残している。その次週からの開催に向けて、中京最終週の今週はいい流れを作って迎えたいところ。そんな彼に、今週は流れが向いてきている様な幸運な出来事があった。

中京最終週を飾る重賞、中京記念。彼が手綱を取るのはオープン入りしたばかりのランリョウオーだが、実はここへ出走できたのは本当にラッキーだった。

水曜日の想定では賞金18番目、さらに順位は下のファイナルフォームがハンデ優先で出走できる可能性もあり、出走は非常に難しい状況だった。

ところが、賞金上位のオースミスパークが脚部不安で回避、さらにテイエムオオタカがフレグモーネで回避となり、投票の段階では16番目に繰り上がった。後はファイナルフォームの抽選次第(金曜日のメールでお伝えしている通り、ハンデ優先同士の抽選)となった。

結果は…見事出走表に馬名が載る事となった。鞍上の浜中騎手にとってもラッキーこの上ない。次週から開幕する小倉開催へ向け、いい流れが来ている雰囲気だが、ランリョウオー自身にも好結果が出ると、さらに流れを掴むことになる。そんな経緯のある鞍上とこの馬、どんな競馬になるか、そのレース振りに注目してみたい。

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