採れたて!トレセン情報

第226回[2013年7月6日] 最新号は毎週金・土曜日の20時にメルマガ配信。

このスイッチ!結果は果たして!?

【関西事情通チョッといい話】

●このスイッチ!結果は果たして!?●

今週は福島で七夕賞、中京ではプロキオンSと東西で重賞が行われる。その東西の本年リーディングジョッキーは、東は内田博幸騎手、西は浜中俊騎手、ともに65勝(ともに6月30日現在)で全国リーディング1位と2位だが、今週の東西重賞で面白い出来事があった。プロキオンSには前走欅ステークスで内田博幸騎手が跨り2着だったエアウルフが出走、その鞍上には浜中俊騎手。そして七夕賞には、前走鳴尾記念で浜中俊騎手が跨り2着だったエクスペディションが出走、その鞍上には内田博幸騎手となっている。

東西のリーディングジョッキーが、それぞれ前走で手綱を取っていた馬にスイッチするという、珍しい現象が起きている。何故、そんな事になったのか…

まずは浜中騎手が大きなカギ。エクスペディションと言えば、昨夏もサマージリーズ2000を共に歩んできたお手馬、前走の鳴尾記念を叩き、今年は調子を上げて、改めてサマージリーズ2000を狙う存在、本来なら浜中騎手が跨っていて然るべきところ。

ところが、そのエクスペディションの騎乗依頼がある前に、プロキオンSでエアウルフに乗る事が決まっていた。いわゆる先約を優先した形だ。

鞍上が空いてしまったエクスペディションだが、東のリーディングジョッキー内田博幸騎手を確保、内田騎手もこういった馬が回ってくるところがリーディングたるところだろう。

そんな経緯で鞍上のスイッチはあったが、ともに東西のリーディングジョッキー。もちろん好勝負に持ち込むに違いない。


●この馬のために遠征します!?●

毎年恒例の北海道シリーズ、今年は札幌競馬場の改修工事のため函館競馬場で通して開催されている。札幌に比べるとローカルな函館、交通手段、特に飛行機は札幌に比べ飛ぶ本数が少ないだけでなく、行き先も少ないため、函館競馬を主戦場にするジョッキーが福島・新潟や中京・小倉へ遠征する場合は頭を悩ます時がある。中京には18時台に中部空港への直行便があるため、最終レースに乗っても間に合うのだが、福島や小倉・新潟となると少し骨を折る。

明日、福島では七夕賞が行われるが、そこに函館を主戦場としている古川吉洋騎手と川島信二騎手の二人のジョッキーが遠征する。札幌・東京経由で福島に飛ぶか、青森まで電車で移動し、そこから新幹線で福島入りするのか、それは人それぞれのようだが、土日通しての遠征なら、腰を据えて騎乗できるところ、この複雑な移動を経てまで遠征するのは、もちろんそれだけの訳があるからだ。特にこの夏は調子の良い古川吉洋騎手、1回函館では函館リーディングトップの秋山・丸田の5勝に続く4勝を挙げており一日でも多く函館で騎乗したいところ。調教担当馬も多く、函館で騎乗していれば、有力馬に騎乗するチャンスは十分にあった。

それでも福島で騎乗するのは…

もちろん、それだけの感触があるからだ。前走が初騎乗だったマックスドリーム、勝ち馬には千切られてしまったものの、4コーナーを回るまで持ったままで捲くり上げ、その素質と脚力に惚れ込んだようだ。今回も同じコースでの競馬、先週から「内がもの凄くイイ馬場」と言われており「外から捲くるこの馬には不向きだろう」と懸念されていた。しかし「馬場が悪くなっても、その分みんな外に張ってくるし、それだけ外を回すことになるのでいっしょ。関係ないですよ」と、その馬場に関しては意に介していない。とにかく折り合って弾けさせることが出来るかどうかにかかっている様だ。

そんな経緯のある古川吉洋騎手が手綱を取るマックスドリーム、なんと最内枠を引いたが、これでますますどんな競馬をしてくれるのか、楽しみでならない。

うまスクエアメンバー登録

STEP:1メールアドレス入力

メールアドレスの入力

うまスクエアからのメルマガを受け取りたいメールアドレスを入力して下さい。
※携帯のメールアドレスでも、ご利用頂くことが出来ます。

入力されたメールアドレス宛てに【仮登録メール】をお送り致します。
【仮登録メール】に記載されたURLをクリックして頂くと、うまスクエアへのメンバー登録が完了します。

  • メールアドレス(半角英数字)
採れたて!トレセン情報とは?

競馬ファンなら誰もが気になる、トレセン内で聞いた『ジョッキーや厩舎の複雑な関係』、何故あの騎手があの馬に乗るのか…!?なぜ遠征するのか…!?他にも、トレセン内で噂の“あんな話こんな話”をメルマガ『うまスク通信』で、お伝えできる範囲で毎週金・土に配信致します。

PR

境和樹 SNS

コンテンツ一覧