採れたて!トレセン情報
第224回[2013年6月29日] 最新号は毎週金・土曜日の20時にメルマガ配信。
本当に得をしたのはいったい誰?(2)
【美浦の『聞き屋』の囁き】
●本当に得をしたのはいったい誰?(2)●
今は昔、「残念ダービー」と言われていたラジオたんぱ賞。2006年から今の名称であるラジオNIKKEI賞となり、別定戦からハンデ戦へと変更。昨日もお伝えしている通り特に今年はハンデ重量と騎手を巡って激しい争いがあった。
その昨日の続きとなる田辺騎手。実は近2戦コンビを組んでいるダイワストリームを予定していたが、ハンデが51キロという軽量になってしまい泣く泣く依頼をキャンセル。
52キロまでならかなり無理はするが騎乗可能、ということでダイワストリームのために今週は騎乗数制限までしていたが、やはり51キロという斤量はどう減量しても無理だったようだ。
そのダイワストリームは51キロというハンデのため騎乗できる騎手の選択肢がかなり限られるうえ、有力騎手の多くがすでに騎乗依頼を受けている状況だったので依頼予定馬のなかった若手騎手から選択し、嶋田騎手に決定。
また、田辺騎手の予定が空いた、ということでフラムドグロワールとのコンビが即決定。さらに有力馬のサンブルエミューズも電撃交代があったようだ。これは競馬週刊誌、競馬ブックにも載っているようにサンブルエミューズ=石橋騎手、バロンドゥフォール=蛯名騎手と決まっていたようだが、バロンドゥフォールが体調不良で回避が決定後、すぐにサンブルエミューズは石橋騎手から蛯名騎手にスイッチ。
そして、ある意味でもっとも不運かもしれないのが、2勝馬同士の抽選が11分の10という高い確率で出走可能となる中、11分の1という低い確率で除外を引き当ててしまったのがラシーマ=江田照騎手だった。まさに悲喜こもごもの大騒ぎ。
なにがあるのか分からないのが競馬の面白さ。最も得をするのは、果たしてどの騎手なのか!?
【関西事情通チョッといい話】
●思いは各々!?●
宝塚記念も終わり、関西は夏の小倉開催も迫りいよいよ本格的な夏競馬も間近。その西の夏競馬と言えば、毎年活躍する浜中騎手。昨年も7月だけで20勝近くを荒稼ぎしていた。そんな彼が今週の重賞で騎乗するのはバーバラ。前走オープンで走ってはいるが、今回は降級して準オープンの身、特別登録の段階では22番目で出走できることは確定では無かった。さらにハンデ戦でも51キロになる可能性もある状況だった。その除外と51キロを覚悟しながらこの馬の依頼を受けた経緯が実はあった。結果的には53キロの斤量で無事出走と事なきを得たが、その舞台裏ではかなりの覚悟があった。
ところで、51キロと言えばこのレースの最軽量馬ザラストロ、その鞍上にはなんと武豊となっている。本来なら、前走で勝っているサドンストームに乗っていそうなモノだが、ザラストロの先約があったようだ。それでも、51キロのハンデが決まった段階でキャンセルしても仕方の無い状況。なにせ51キロの騎乗は一昨年のCBC賞以来、それ以前となると1995年まで遡るほど、要するにこの7・8年で1回しか騎乗していないほど厳しい斤量だからだ。
しかし、先約の義理を通して騎乗を決めた。前走のNHKマイルCの時に騎乗させて貰った借りもあり、余計に思いはあったのだろう。もちろん、その義理での騎乗はあるが、それだけで騎乗馬を決めるほど浅はかなジョッキーでは無い。この馬でも勝算があるからこその選択だ。厳しい減量、義理を通しての騎乗、そしてなにより手応えを掴んでの参戦、注目したくなるのは当然だ。
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