採れたて!トレセン情報

第218回[2013年6月8日] 最新号は毎週金・土曜日の20時にメルマガ配信。

【マーメイドS】49キロに騎乗!実は!?

【関西事情通チョッといい話】

●49キロに騎乗!実は!?●

兄武豊が日本ダービーを制した1週前、優駿牝馬オークスで涙の勝利を飾った武幸四郎騎手。一時は干され気味になっていたこともあり、そのドン底から這い上がっての勝利、その嬉しさも格別だったようだ。いい流れが来はじめると、巡ってくるものも良い方に転がり始めるのが勝負事の面白いところ。先週も勝ち星を挙げ、今年は20勝以上、もしくは30勝以上を挙げる可能性もありそうだ。

そんな注目の幸四郎騎手、今週は自ら流れを掴みに行くの様な出来事があった。

重賞マーメイドSへ出走するマイファーストラヴ、ハンデはナント49キロだ。幸四郎騎手のJRAでのプロフィールは、身長177cm、体重は52キロ、この体重でさえ身長に対して「かなり軽い」と言われているのだが、52キロのハンデなら乗る事はあっても、それ以下となると、51キロは2009年に1回乗っただけ、それ以前となると2000年まで遡る。それほど、51キロ以下に乗るのは厳しいと思われるのだが、今回は49キロ、果たして乗れるのか?幾ら最近は軽くて強度のある新材質の鞍があると言っても、実際に乗るとすれば、少なくとも48キロを切らなければならない。そんな厳しい減量が待っているのだが…

なんと、自己条件に出走予定だったこのマイファーストラヴを「マーメイドSに使いましょう」と進言したのは、実は幸四郎本人だった。「減量しますから」と直談判して使うことになったそうだ。言うは易く行うは難しだが、日曜日の騎乗も2Rと11Rの2鞍に絞り、実行態勢に入っている。流れが来はじめている彼、さらに良い流れを創るべく、厳しい減量も覚悟して自ら志願し騎乗するマーメイドS、注目したくなるのは当然だ。是非、応援もしたい!


●この人にも流れは来てる!?●

5月の月間勝利が僅か3勝、しかも5月4日の勝利以降、3週間全く勝てず、最終週に漸く2勝を上積みしただけという、リーディング争いをしているジョッキーとしては信じられなかった岩田騎手。しかし、6月1週目の先週はあのロードカナロアの勝利を含み既に3勝をマーク、漸く流れを掴みかけている様だ。その流れが来ていることを象徴する様に、本来なら安田記念でお手馬がかち合い、手放さざるを得ない状況だったクラレントが、なんと安田記念を補欠一番手で除外となり、無事自らの手に戻って今週エプソムCで騎乗できることになった。

以前にお伝えしたが、富士Sを勝つ前から「この馬でマイルGIへ」と岩田騎手自らが手応えを掴んでいたほどの馬。その言葉通り、富士Sを勝ち、年明けの東京新聞杯も勝ち、同じ東京マイルの舞台である『安田記念へ!』と思っていたところ、なんとロードカナロアが出走することになり手放すことが濃厚だった。ここで他のジョッキーで出走となれば戻すのは難しくなるところ。それが補欠一番手でギリギリ除外になるところが、クラレントにとっては運が無いが、岩田騎手にしてみれば幸運極まりない。ましてやロードカナロアで安田記念を制しているのだから。

距離は1800mとなるが実績ある東京コース、ましてや鞍上に流れが来ているとあれば、人気に関係なく注目だろう。勝つ様なら秋は天皇賞参戦も見えてくるか。

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