採れたて!トレセン情報

第213回[2013年5月24日] 最新号は毎週金・土曜日の20時にメルマガ配信。

【京都10R白百合S】今週がラストラン!?

【関西事情通のちょっとイイ?話】

●今週がラストラン!?●

競馬サークル内での定年や引退と言うと、まずは2月末を考えるが、助手や厩務員など厩舎スタッフの定年は誕生日とともに訪れるため、毎月誰かしらが「定年」となる。

世間はダービーウイークと盛り上がる中、今週末ある腕利きスタッフがラストランを迎える。転厩前の戸山厩舎時代、レガシーワールドの主戦だった小谷内元騎手、今は加用厩舎で持ち乗りをやっているのだが、今週が担当馬のラストランとなる。加用厩舎は今年5勝を挙げているが、その内3勝が小谷内氏の担当馬、厩舎内でも主戦となる腕利きだ。

最後に送り出すのは、白百合ステークスに出走するウイングリート。前走のあやめ賞では評判馬オツウの追撃を凌ぎ切り勝ち上がった馬だ。「とにかくハナ、多少強引に行ってでもハナを切ればシブとい馬」との事で、今回もハナを主張する。

昨年末、中山大障害を勝ったマーベラスカイザーの厩務員も定年直前の勝利。過去にはジャパンカップを勝ったマーベラスクラウンを手掛けた腕利き厩務員であり、やはり腕利きの勝負駆け、ましてやラストランとなれば注目に値する。このウイングリートも小谷内氏のラストラン、有馬記念でレガシーワールドに跨り、メジロパーマーの逃げ切りをハナ差で許してしまったが、トウカイテイオーをはじめ、ライスシャワー・ヒシマサル・ナイスネイチャなどは上位人気馬は完封してみせた。一流馬の背中を知る腕利き持ち乗りのラストラン、注目したくなるのは当然だ。


【美浦の『聞き屋』の囁き】

●ごく少ない可能性でも賭ける価値はあるのか!?●

ダービーのフルゲートは18頭。当たり前だが、騎乗できる騎手も18人。ところが、岩田騎手はダービーでの騎乗馬がないのにも関わらず東上。目黒記念の有力馬アドマイヤラクティのため、と表向きはなっているが実情は少し違う。

実はラブリーデイの騎乗依頼があったらしいのだが、それを断わって結局騎乗馬はないまま。では、なぜ断ったのか。

海外では珍しくないことなのだが、桜花賞のアユサンのように有力馬でスタンバイしている騎手に万が一という不測の事態があった場合、岩田騎手クラスならその有力馬の依頼があるかもしれないから。

また、先週の時点までで、有力馬でスタンバイしている騎手が騎乗停止になる場合も可能性としてはある。「待ち」という消極的な姿勢にみえても、実は積極的な「攻め」の姿勢なのだ。それは岩田騎手が有力馬の騎乗騎手に万が一があることを積極的に願っているということではなくて、競馬には常に落馬などのリスクがあるため、その場合には「俺に声を掛けてくれ」というスタイルだ。

もちろん、万が一と言っているようにその可能性は非常に低いので、目黒記念を始めその他のレースで積極的に勝負に出てくるであろうことは容易に想像できる。昨年ダービーを制した岩田騎手はダービーに騎乗することではなくて、ダービーをもう一度制覇することしか頭にないのだろう。つまり、ダービーにはそれだけの魅力があるということ。待ちに待ったダービー。どの馬とどの騎手で勝負しますか。

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