採れたて!トレセン情報

第195回[2013年3月23日] 最新号は毎週金・土曜日の20時にメルマガ配信。

【高松宮記念】強烈な逃げ宣言が功を奏す!?

【美浦の『聞き屋』の囁き】

●1週間で高松宮記念を2勝できるのか!?●

GI初制覇となったスプリンターズS、日本馬初勝利となった香港スプリント、58キロを背負い苦手な休み明けを難なくクリアした阪急杯。現在3連勝中で、まさに完成期を迎えたロードカナロア。現時点で課題も欠点もなく圧倒的1番人気での勝利が濃厚だろう。

主戦の岩田騎手も好調そのもの。今週の火曜日は高知競馬場で行われた交流重賞の黒船賞をセイクリムズンで制覇。水曜日は名古屋競馬場で行われた交流重賞の名古屋大賞典をエーシンモアオバーで2着に健闘。また、その水曜日にはすでに高松宮記念を勝利。

どういうことかというと、名古屋大賞典の前に行われていた6レース、「熱い感動を中京で!高松宮記念」という、レース名の条件戦を叩き合いの末、ハナ差で勝利しているのだ。この勝利を教えてくれたのは、岩田騎手のエージェントで「メインレース(名古屋大賞典)は負けたけど、高松宮記念は勝ったからいいか」と言われたので、こちらは??となった。

そして、良く話を聞くと6レースの勝利ということだったわけだ。やはり「持っている」騎手というのは、そういうものなのかと笑ってしまった。できることなら、ハナ差ではなく圧倒的な強さを見せつけてほしいものだ。


【関西事情通チョッといい話】

●強烈な逃げ宣言が功を奏す!?●

今週日曜日は、この春のGI戦線の開幕を告げる高松宮杯、昨秋のスプリンターズSを制し、強豪が集う香港スプリントも制し、世界のスプリンターにのし上がったロードカナロアがスプリントGI3勝目に挑む。そんな盛り上がりを見せる高松宮杯に、お馴染みの西園厩舎がまたも仕掛けてきた。

このコーナーでもお馴染み、あのシルポートの「泣き逃げ」や、複数頭出しで戦略的にレースをしたりと、「昔ながらの競馬」を演出してくれる、とにかく楽しませてくれるこの厩舎。このレースには、また何かをやってくれそうな雰囲気を見せていた逃げ馬ハクサンムーンが出走。そして今週の週中、その「西園ブシ」が炸裂した。

中山記念のシルポートの時は「泣き」でマークを緩くして楽逃げを目論んでいたが、今回は「徹底的なハナ主張!」で他の逃げ馬をけん制してきた。

「何が何でもコッチは引きません!」「うちのは最初の1Fは現役の中では間違いなく一番速い!」と、同型、特にメモリアルイヤーとアイラブリリを意識した発言が多く聞こえた。その「徹底的なハナ主張!」がその2頭の陣営に届いたようで、メモリアルイヤーを管理する村山調教師は「さすがに玉砕覚悟とまでは。うまくハナを切れればいいが」と話し、アイラブリリを管理する福島調教師も「2頭に行かせて3番手でいい」とやや遠慮気味の発言をしたそうだ。

しかも枠順も、その3頭の中で一番内側に入ったハクサンムーン、着々と舞台は整ってきた。実はこの馬、旋回癖があったのだが、それも移動可能な鏡で対策している。もちろん競馬場まで持っていく。ロードカナロアと差し比べをしたら敵う馬はそうは居ないが、逃げ馬はその仕掛けひとつでチャンスは巡ってくる。「西園ブシ」の逃げが、どんな結果をもたらすか、レースが楽しみでならない。

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