採れたて!トレセン情報
第180回[2013年2月1日] 最新号は毎週金・土曜日の20時にメルマガ配信。
【ビオラ賞】今週もワケアリ遠征です!?
【美浦の『聞き屋』の囁き】
●まさに悲喜こもごもな新馬戦●
桜花賞や皐月賞の輪郭がなんとなく見えてくるのがこの時期だろう。また、遅れてきた大物が新馬戦を圧勝して名乗りを挙げるのも、この時期がリミットになってくる。
なぜなら、次開催の中山や阪神で新馬を勝っても1勝馬の身分では使いたいトライアル戦に使えないので、多くの関係者が駆け込み的に出走させるのが、この東京と京都開催。実際、先週のロジプリンセスが圧勝した新馬戦(芝1800m)では13頭が除外。今週の京都の新馬戦(芝1600m)では10頭が除外。
一方で、ダート短距離の新馬戦はさらにすごい除外ラッシュが続いている。先週の東京の新馬戦(ダート1600m)では18頭が除外。今週(ダート1400m)ではさらに増えて28頭も除外という異常事態。フルゲートが16頭なので44頭も登録したことになる。
しかし、中京が開催されている3場開催の現状で、44人もの騎手を確保することは至難の業。しかも、リーディング上位騎手から下位騎手まで多数おり、また抽選になるため、当然「できれば除外希望」や「この騎手では入って欲しくなかった」など、悲喜こもごもな結果になるのは当然と言えば当然だろう。
例えば、ヴィクトリアマイルの勝ち馬コイウタの仔クルトメッシュは奥平厩舎とは特別なラインがないうえ、障害レースを中心に活躍している小坂騎手が騎乗。また、来週リーディング上位騎手で予定していた斉藤厩舎のゴールデンパピオンは、こちらも障害レース中心の蓑島騎手が騎乗。これらは分かりやすいパターンで「予定外、入ってしまった」組とみていいだろう。
入ってしまったことが吉とでるのか、はたまた・・・。他にも??と思う組み合わせがあれば勘ぐってみてほしい。
【関西事情通チョッといい話】
●今週もワケアリ遠征です!?●
先週取り上げた和田竜二騎手。重賞でも無く師匠の管理馬でも無いのだが、「この馬のために」と中京遠征を決めたミヤジエルビス、結果は残念ではあったものの、その意気込みは感じる競馬だった。
そんな彼が、今週も土曜日は中京へ遠征している。今回もまた、重賞でも無く師匠の管理馬でも無い、3歳条件馬のために遠征を決めた。その馬は10Rのビオラ賞に出走するカラフルブラッサム。前走の阪神JFで手綱を取った馬だが「終いはしっかり伸びていた」と感触を掴み、「来年のオークスが楽しみになった」と当時から言っていた。その理由は、斬れる脚を使うワケでは無いが、長く良い脚を使うタイプ。ゆえに、マイルよりは東京芝2400mの様な競馬、即ちオークス向きという事らしい。その先を見据えて、今回はこの馬のために中京遠征を決めた。左回りの芝2000m、オークスへ向けての始動としては絶好の舞台でもある。
管理する鈴木孝志調教師は、和田騎手と同じ師匠である岩元調教師の弟子。同じ釜の飯を食った仲でもあり「自分が勝たせて、ともに大舞台へ挑みたい」という思いも強い様だ。もちろん、その先にはオークスという「クラシック」が見えている。能力の高いカラフルブラッサム自体も注目だが、その先を見据える和田騎手の騎乗振りにも目が離せない。
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