採れたて!トレセン情報

第176回[2013年1月19日] 最新号は毎週金・土曜日の20時にメルマガ配信。

【石清水S】マックスドリームに注目

【関西事情通チョッといい話】

●彼のメインレースはこれ!?●

今週は3重賞プラス代替競馬の月曜日に京成杯があり、重賞が4鞍開催される。日曜日は関東圏では中山のAJCC、そして関西圏では、例年は京都で平安Sだったが、今年はローカル開催が小倉では無く中京から始まり、その中京のダート重賞東海Sを施行時期を早めて開催される。

この事により、有力騎手もこぞって中京へ遠征するため、早い時期から「京都で乗るジョッキーが居ない」と言われていた。その事を聞きつけて、いち早く中京から京都へ予定を変えた中舘騎手、そして普段ローカル開催を主戦場としている古川吉洋騎手、荻野琢真騎手、さらには国分・高倉・水口騎手なども、手薄な京都で乗り鞍を確保するために続々京都へ予定を変更してきた。

そんな中、普段ローカル開催で乗る事の多い上村騎手も「それで京都か…」と思われるところ。しかし彼の場合は他のジョッキーとはチョッと事情が違う。実は、石清水Sのマックスドリームが京都で使うことが決まり、この馬のために京都での騎乗を決めたそうだ。前走、中京で手綱を取り勝利に導いた上村騎手、スローの流れを後方から差し切るという強い競馬だったこともあり「昇級しても勝負になる」という感触を掴んでいたのだろう。よって前述のジョッキー達が京都で騎乗することを決める以前に、早々と京都での騎乗を決めていた。

そんな思いで逆遠征してくる彼が手綱を取るマックスドリーム、彼に取ってのメインレースでもある。もちろん注目したい。


【美浦の『聞き屋』の囁き】

●地味で人気はしないけれど実力はある、おいしいタイプ●

例年この時期に行われていた平安Sの施行時期が変わったため、フェブラリーSの前哨戦として替わりに組み込まれたのが、日曜日に中京競馬場で行われる東海S。

翌々週の水曜日、1月30日の川崎記念に現役トップクラスのハタノヴァンクールとワンダーアキュートが出走を予定しているため、東海Sは若干手薄な印象は拭えないメンバーとなった。

人気の中心は間違いなくJCダート3着の実績馬ホッコータルマエだろう。他には横山典騎手を再度鞍上に迎えるサイレントメロディ、古豪ナムラタイタンにヤマニンキングリー、長期休養明けもなんのそのダート2戦2勝のハートビートソングなど多彩な伏兵陣。

そして、タイトルにある地味ながら力を秘めているグランドシチーについて。2走前のオープン特別勝ちで賞金を加算できたので重賞へ挑戦するプランもあったようだが、まだ無理をする時期ではない、という判断で年末まで我慢。より確実に賞金を加算するため選んだ前走のオープン特別も快勝。

負かしたホッコータルマエが過密なローテーションだったこと、終始プレッシャーを受ける厳しい展開だったことなど、有利に働いた面があったにせよ、同斤量で2馬身以上の着差を付けた完勝と言える内容で、ホッコータルマと同等クラスの実力があると見ても間違いはないはず。が、しかし目立つ血統ではないこと、今主流の社台グループ系ではない馬主であること、鞍上が若手の津村騎手ということなど、絶妙なバランスで配合された結果、地味でもおいしいという図式ができあがった。

グランドシチーも川崎記念に登録していたが、フェブラリーSから逆算するとローテーションが過密になるため回避。少しでも間隔を空けた方がいいタイプなので東海Sを選択。

つまり、メンバー云々ということではなく、どちらに出走したにせよ好勝負の自信が陣営にはあるので、より余力を残して目標であるフェブラリーSに向かうための東海Sということらしい。この判断が吉と出るのか、はたまた自信過剰という結果で終わるのか。目が離せない。

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