採れたて!トレセン情報
第170回[2013年1月4日] 最新号は毎週金・土曜日の20時にメルマガ配信。
【金杯】乗り替わりには訳がある!?
【関西事情通チョッといい話】
●乗り替わりには訳がある!?●
新年、明けましておめでとうございます。年始一発目の重賞は毎年恒例の金杯、関西では京都金杯が行なわれる。
年明け最初の重賞、競馬ファンの注目度も高いレースだが、出走表を見渡すと「オヤ?」という乗り替わりがある事に気付くだろう。そう、1人気になる可能性もあるダノンシャークの鞍上だ。昨秋の復帰戦、毎日王冠から、スワンS、そしてGIマイルCSと連続騎乗していた浜中騎手からC.ルメール騎手に乗り替わっている。確かに「結果が出ていないから」という見方もあるかもしれないが、本当のところは少し事情が違う。
実は、前走のマイルCS、1週前の段階では除外濃厚で、翌週の東京キャピタルSへ出走を予定していた。そこで依頼していたのがC.ルメール騎手だった。ところが回避馬が出た関係で急遽マイルCSへの出走が叶ってしまった。ファイナルフォームの先約のあったC.ルメール騎手は乗れず、最終的には回避したダノンヨーヨーに騎乗を予定していた浜中騎手に落ち着いた。そして今回、当時に依頼していたC.ルメール騎手に義理を通し厩舎サイドのはからいで依頼したという経緯だ。実に人間味のある騎乗依頼で応援したくなる。
因みに、ヤマニンウイスカーの鞍上に武豊が座っているのも訳があった。実は昨年末、JRAの全ての日程が終了した時点までは伊藤工真騎手で決まっていた。しかし「金杯に武豊が乗っていないのは如何なものか」という事なのか、年末の最後に来て急遽乗り替わりが決定した。奇しくも、ダノンシャークが予定していたキャピタルSの勝ち馬。18頭中18人気での劇走を演じ、WIN5で2億円の配当の片棒を担いだ馬でもある。そんな記憶に残る好騎乗コンビを替えられてしまうとは…これは粋なはからいなのか、世知辛い乗り替わりなのか、意見が分かれそうな交代劇だ。結果はいかに!?
【美浦の『聞き屋』の囁き】
●マッジョーレ(最高の)スタートを切るのは・・・●
正月競馬恒例の中山金杯。ハンデ戦ということもあり、荒れやすい難解なレース。注目したいのは人気の一角、ダイワマッジョーレ。兄はキングカメハメハが制したダービーで3着のハイアーゲーム。その能力の高さゆえか、3歳春の時点では若さが残りムラのある競馬があったが、夏を境にその高い素質が開花。
丸田騎手は主戦の座を射止めるために、函館と札幌で多くの騎乗依頼を断わって福島と新潟へ遠征。特筆すべきは言うまでもなく前走の金鯱賞。GIIと呼ぶにふさわしい好メンバーが揃ったハイレベルの一戦でレコード決着の中、僅差の2着。ご存知のとおり、勝ち馬オーシャンブルーは昨年の有馬記念で見せ場十分の2着。中山金杯での人気は当然のことで、ハンデ55キロはむしろ恵まれた感すらある。管理している矢作厩舎は相手関係を熟考するため、直前まで未定ということが多々あることで有名。
実際、ダイワマッジョーレは京都金杯にも特別登録があり、年末の時点では中山:京都=7:3だったとのこと。当然、丸田騎手は中山と京都、どちらでも対応できるように他陣営とは調整・交渉していたらしい。
昨年は自己最多の52勝を挙げたが重賞勝ちはなし。飛躍への弾みをつけるためにも、ダイワマッジョーレとのコンビでGIを目指すうえでも、負けたくない戦いだ。
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