採れたて!トレセン情報
第166回[2012年12月15日] 最新号は毎週金・土曜日の20時にメルマガ配信。
【クラシック前哨戦】関東勢に期待したい
【美浦の『聞き屋』の囁き】
●クラシック前哨戦●
朝日杯FSで圧倒的1番人気が予想されるコディーノ。名手・横山典騎手に「モノが違う」とまで言わせてしまう将来性と高い完成度。
実際、札幌2歳Sでも、当時の時点でクラシック筆頭候補と言われていたトーセンパワフルを先約として依頼を受けていたが、コディーノが中2週で出走すると決まった時点でキャンセル。
そこでトーセンパワフルの鞍上として呼び出されたのが内田博騎手。(ちなみに、余談だがそのトーセンパワフルは中山土曜日、ひいらぎ賞にムーア騎手で出走予定も除外。)
その札幌2歳Sでは近年にない好時計で圧勝。そして、東西から素質馬・期待馬が揃った東スポ杯も人気に応えて完勝。好位で折り合えるセンス、一瞬で抜け出す瞬発力、小回りの札幌で2勝などを考えれば中山マイルという、枠順や展開に左右されやすい舞台も問題にならないはず。
また、藤沢和厩舎所属の減量騎手、杉原騎手が追い切り以外の調教に騎乗する際、主戦から「分かってるか?先のある大事な馬だぞ」というニュアンスの言葉を冗談っぽく言われるほど、気にかけている馬らしく、ここは通過点というぐらいの可能性を感じているのかもしれない。
今年は特に他の有力馬も関東勢が優勢。コディーノはもちろん、来年のクラシックを盛り上げるためにも、関東勢に期待したい。
【関西事情通チョッといい話】
●拘りの乗り替り!?●
今週のGIは中山で朝日杯フューチュリティSが行われる。この朝日杯には、前人未到のJRA平地GI完全制覇の偉業にリーチを掛けている武豊騎手が参戦。先日のマイルチャンピオンシップを勝ってのリーチ、麻雀で言う「リーチ一発ツモ」があるかも注目。
ところで、武豊のJRA平地GI完全制覇はかなり報道されているが、馬主でも「JRA平地GI完全制覇が近い」人がいる。そう、個人・法人を合わせれば、牡馬・牝馬の3冠馬をも所有した金子真人氏。
ブラックホークでの初GI制覇に始まり、ディープインパクト・アパパネで牡牝両3冠を制し、カネヒキリでダートGIを、この他にもクロフネ・キングカメハメハ、トゥザヴィクトリー、ピンクカメオと、数々のGIを制し、残すGIは、天皇賞秋に高松宮記念とマイルCS、そして今週の朝日杯FSの4レースだけ。その朝日杯には、所有馬ラブリーデイが出走する。
実は、新馬・特別を連勝したあとは、東京スポーツ杯からラジオNIKKEI杯のクラシック王道路線を歩むプランもあった。それが「朝日杯を使って欲しい」というオーナーサイドの希望があり、「それならば速い流れを経験させるために1400mの京王杯を使った方がイイ」と、東スポ杯予定を1週前倒しして使った経緯があった。結果は収穫ある2着で本番も楽しみになった。普通は鞍上にそのまま川田騎手で挑むところだが、なんとこれもオーナーサイドたっての希望でルメール騎手に。これだけ拘って使っているのも、その「勝っていないGIレースを勝ちたい」という思いが伝わってくる。その偉業を意識しているのか否かは判らないが、ここを勝つ様なら必然的に意識し始めるだろう。武豊が偉業達成するのが先か、または金子真人氏が追いつくのか、そのターニングポイントになりそうなレース、この朝日杯FSはそういった意味でも注目してみたい。
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