採れたて!トレセン情報

第165回[2012年12月14日] 最新号は毎週金・土曜日の20時にメルマガ配信。

【愛知杯】間違いなく面白い競馬になるだろう

【美浦の『聞き屋』の囁き】

●牝馬限定+ハンデ戦で荒れるなら中京なら狙ってみたいのは・・・●

リニューアルされた当初の中京競馬は芝もダートも圧倒的に先行勢が有利だったが、この開催は五分五分、どちらかと言えば差し追い込み勢が有利。
数人の騎手に話を聞いたことをまとめてみると、「リニューアルされた直後は長い直線と最後の坂を意識していたので、どうしても前半の流れが遅くなりがちだった。それに、どこで仕掛けていいのか、みんなが手探りだったけれど、ここにきて自分なりのポイントを掴んできたから傾向が変わったんじゃないな」とのこと。

つまり、馬場状態や展開で逃げても差してもこれるという、一番正しくて馬券的妙味がある競馬場といえる。そこで、狙いたいのが愛知杯の軽ハンデ馬。

まずはダイワズーム。前走騎乗している北村宏騎手が「次も乗せてほしい」と厩舎サイドに打診したらしいが、ターコイズSから中一週での出走となったため、中山で多くの騎乗依頼を受けていた北村宏騎手は先約を断わることができずに泣く泣く断念。

またアイスフォーリス。これも前走で騎乗している津村騎手が「もう1度」と打診したが、北村宏騎手と同じ理由で断念。この2頭はターコイズS組で、そのターコイズSは1着から12着までが0秒4差の間に入線する大混戦で、着順をそのまま受け取ってはいけないレースではある。

大穴ならと美浦で密かに注目されているのが50キロのパワースポット。この馬もターコイズS組だが、なんと前走が初めての芝での競馬。そこで最後方から馬群を縫うように伸びてきて、上がりはメンバー最速の33秒8を計時。先行有利と読むか、差し有利と読むか。どちらにせよ、間違いなく面白い競馬になるだろう。


【関西事情通チョッといい話】

●裏開催に行くのにはワケがあります!!●

先週は香港国際競走の関係で、外国人騎手がミルコ・デムーロ1人しか居なかった週末の競馬。しかし今週末は外国人騎手の短期免許の規定5人全て揃って騎乗する。ただそんな中で異色の存在が一人。普通、外国人騎手は裏開催への遠征は少なく、大概中央開催で騎乗するのだが、今週土曜日はクレイグ・ウィリアムズ騎手だけが裏開催の中京へ遠征している。一見、重賞愛知杯がある事が理由に思えるが、確かにそれも理由のひとつ。だが、実のところは微妙にニュアンスは違う。

まずこの愛知杯で、当初騎乗依頼があったのは秋華賞以来のハワイアンウインドだった。ただ準オープンの身である事からハンデがどれだけ軽くなるのかが判らず、冬場は通常53キロまでの騎乗に留めている関係で、乗れない可能性もあった。それでも早々と中京遠征を決めたのには、「今年は日本の競馬で年間30勝をしたい」という本人の目標があったからの様だ。

ゆえに「中京に行くなら早く決めて、勝ち星優先でその日の騎乗馬を集めたい」という意思の表れらしい。しかも裏開催は他の外国人騎手も遠征してこない事が多く馬も集まりやすいと睨んだのだろう。結果的にハワイアンウインドは特別登録もせず回避が決まったが、他のレースの騎乗馬は勝ち負けの狙える馬が揃った。そして、予定していた馬は回避したが、愛知杯ではゴールデングローブの騎乗依頼が来た。これもチャンスのある馬なだけに、本来は乗らない52キロのハンデでも乗る事を決めたようだ。

現在24勝、残り2週間であと6勝はかなりハードルが高いが、その目標に向かってどれだけ勝つ事が出来るのか、異色の裏開催遠征の土曜日、その後の2日間も目が離せない、年末注目のジョッキーの一人だ。

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