採れたて!トレセン情報
第159回[2012年11月23日] 最新号は毎週金・土曜日の20時にメルマガ配信。
【京阪杯】ダビスタ大作戦
【美浦の『聞き屋』の囁き】
●ダビスタ大作戦●
京阪杯に出走するハナズゴール。札幌記念のあと栗東に滞在して秋華賞へ挑戦。その後はマイルCSを目標にしていたが賞金不足のため除外に。1600mという距離を使いたいのなら、今週は東京でキャピタルSがあるが、なぜか選んだ条件は1200mの京阪杯。
確かに2勝目を挙げた距離が1400mなので短距離適性はあるのかもしれないが、近走は中距離を中心にしてきたので、今回は一気にマイナス800mの距離短縮。このような使い方を指示したとされるオーナーはダビスタの大のファン。ある意味で納得できる馬の使い方ではある。
常識的に考えれば疑問を持ってしまうが、騎乗する田辺騎手は「面白いかも」と話したようだし、東京で受けていた先約を断わってまで京都へ遠征を決めたあたりは信憑性が増す話ではある。文字通りの一変があるのか。その結果が楽しみだ。
【関西事情通チョッといい話】
●本当にアイツが来るんですか!?●
今週はジャパンカップウイーク。そのジャパンカップも国内最強メンバーが揃い、今年の東京競馬を締めくくるに相応しいレースとなりそうだが、ジャパンカップだけでなく、WSJS(ワールド・スーパー・ジョッキーズ・シリーズ)が開催されることも注目のひとつ。国内のトップジョッキーと世界の名ジョッキーの競演は見応えあるレースになることは間違いない。JRAからは、西から岩田・浜中騎手、そしてサマーシリーズを制した池添騎手、東から蛯名・内田博・柴田善騎手、そして地方代表の佐賀所属山口勲騎手。そして海外ジョッキーからは、すでに日本でも名を轟かせているM・デムーロ、C・スミヨン、C・ウイリアムズ、R・ムーア騎手に、WSJSではお馴染みのJ・ムルタ、A・シュタルケ騎手、そして初出場のZ・パートン騎手に海外組では最年少の24歳、今回が日本での初騎乗となるW・ビュイック騎手が参戦する。
その外国人騎手の中で、最も若くしかも日本では初騎乗のW・ビュイック騎手は、もちろん日本の競馬ファンには無名もいいところで、まったく馴染みも無く「どんな騎手?」「乗れるの?」と疑問符ばかり付くところ。しかしそんなジョッキーに、WSJS以外のレースでも、ジャパンカップのジャガーメイルを筆頭に土日で9鞍の騎乗依頼があった様に、競馬関係者側からは騎乗依頼が殺到した。その理由は…
欧州の競馬事情通が「本当にアイツが日本に行くんですか?」と言うほど、実は今ヨーロッパでもの凄く乗れるジョッキー。22歳の時には、そのジョッキーとしての素質を見込まれイギリスのトップトレーナー、ジョン・ゴスデン厩舎の主戦として契約され、その年はGI5勝、昨年もGI5勝、そして今年はすでにGI8勝を挙げ完全にヨーロッパを代表するジョッキーに成長した。また、自国のGIだけでなく、世界各国のGIを勝って来ている様に、その対応力・適応力に優れている。初めての競馬場でどれだけの競馬が出来るか、その対応力が一流ジョッキーであればあるほど優れているが、24歳の若さにして、驚異的な結果を出しているジョッキーなのだ。欧州の競馬事情通が「本当にアイツが日本に行くんですか?」というのも頷けるだろう。
そんな彼が、来年の年明け早々に日本で短期免許を取得して日本を主戦場として騎乗する。本当に楽しみなことだが、彼自身としては、その時のために今週は「名前を売っておきたい」ところ。ジャパンカップのジャガーメイルなどは絶好の場だが、それ以外の騎乗馬も目が離せないのは言うまでも無い。
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