採れたて!トレセン情報
第153回[2012年11月2日] 最新号は毎週金・土曜日の20時にメルマガ配信。
【アルテミスS】新設重賞でも見所はたくさん!
【美浦の『聞き屋』の囁き】
●プロの戦いは厳しく、色々な事情があるのです●
デビューから先週までの時点で積み上げた勝利数は1544勝。その内、重賞は46勝でGIは2勝。
ベテランと呼ばれる年齢だが、その親しみやすいキャラと童顔で関係者からもそしてファンからも人気のある田中勝春騎手。その田中勝騎手だが、今週からエージェントが替わるらしい。
まずエージェントとは、騎手と調教師、もしくは馬主の間に立って騎乗馬の選択や割り振り、営業などを行う仲介者のことで、簡単な言葉でいえばマネージャー。以前のエージェントとはデビュー後すぐの付き合いということなので約20年以上の関係。そんな2人がどうして別れたのか、ということだが、ケンカ別れではなく話し合いによる円満解決だったようだ。
大きな理由としては2007年に自身初の年間100勝以上を達成した田中勝騎手だが、翌年以降成績が伸び悩み50~60勝と低迷。もちろん勝てない理由がすべてエージェントの責任ということはなく、若手の台頭や外国人騎手の増加、もしくは田中勝騎手自身の問題もあったのかもしれない。
また、前走自分で乗っていた馬で次走も乗りたい、乗れると思っていた馬が乗り替わりになるなど、エージェントの選択と割り振りに不満が溜まっていたのも事実のようだ。
エージェントが替わったから勝てるほど競馬は甘くないが、なにかが変わるきっかけにはなるかもしれない。アルテミスSのテンシンランマンをはじめ、今週は有力馬に多数騎乗する田中勝騎手。今週からどう変わってくるのか、注目してほしい。
【関西事情通チョッといい話】
●新設重賞は親切重賞!?●
今週は東西で重賞が3鞍組まれている。土曜日には東京で新設重賞、2歳牝馬によるアルテミスSが行なわれる。2歳牝馬の秋の最大目標は12月に行なわれる阪神ジュベナイルF、その前哨戦と言えるレースは、今までファンタジーSくらいしか存在せず、関東馬にしてみれば「この短期間に2回も関西へ輸送しなくてはならない」というリスクがあり、ましてやキャリアの浅い若い牝馬となればより一層不安だった。そんな懸念を払拭するべく新設された重賞がこのアルテミスS、有力2歳牝馬を預かる美浦の厩舎にとっては、願っても無いことだろう。
因みに、関西馬の出走はあるものの、やはり関東馬は有力どころの層が厚くなった。その筆頭格の2頭、ネロディアマンテとジーニマジックは、ともに関東リーディングトップの蛯名騎手のお手馬。この2頭の選択には相当迷っていたようで、結局、先約だったネロディアマンテを選択した蛯名騎手。ジーニマジックは先行抜け出しの競馬だったが、矯める競馬も試してみたい…と後ろ髪を引かれる思いで手放している様子。そしてジーニマジックの鞍上は、その動向を窺っていたメンディザバル陣営がすかさず売り込んできたそうだ。見た目にはすんなり決まっている様で、裏ではさまざまな駆け引きがあったよう。新設された親切重賞、結果は如何に!?
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