うまスクエア

第147回［2012年10月12日］　最新号は毎週金・土曜日の20時にメルマガ配信。

【府中牝馬Ｓ】ゴールデングローブはある意味ここが勝負

【関西事情通チョッといい話】

●１枠あれば十分です!?●

土日で牝馬重賞が行われる今週、土曜日は秋華賞の前夜祭とも言える府中牝馬Ｓが行われる。古馬の重賞とは言え、牝馬限定戦なので、メンバー次第では格下の準オープンクラスでも出走できることがあるのだが、先週から「１枠でもあれば入るから、何とか出走させたい」と話していたのがゴールデングローブの陣営。なぜ「１枠あれば…」なのか。

普通なら同じ準オープンクラスの馬ならだいたい獲得賞金は同じで抽選になるところ。それが、この馬に関しては初勝利が５００万条件で挙げたため、ここ１年以内に５００万条件を３勝、そして前走の１０００万条件勝ちがあり、準オープンクラス同士なら「過去１年での獲得賞金」が上位。「１枠あれば入る」という事な様だ。最終的にはフルゲートに満たなかったため結局は出走できたが、それが事前に判っているからこそ、目標にして調整できるというもの。

「直線の長い、左回りが合うので、元々は新潟の最終週を予定していたんですが、凄く具合いが良いんで使いたかったんです」との事。出走できることを信じて早くから勝浦騎手を確保し、準備も万端だ。ヴィクトリアマイルの勝ち馬ホエールキャプチャを筆頭に、上位入選馬も出走しているが、みな本番は次。逆にゴールデングローブはある意味ここが勝負、一発あっても良さそうだ。注目してみたい。