採れたて!トレセン情報

第143回[2012年9月29日] 最新号は毎週金・土曜日の20時にメルマガ配信。

【スプリンターズS】ドリームバレンチノと松山騎手が晴れ舞台へ

【関西事情通チョッといい話】

●あのお馴染みの馬と騎手が晴れ舞台!?●

昨年末の中山でドン詰まりをした時の話や、その後再び騎乗する事が出来た福島民友C、さらに初重賞制覇となった函館SSと、何度も取り上げてきたドリームバレンチノと松山騎手。その当時から『秋の大きいところ』を意識してきた話も触れてきたが、いよいその大舞台が訪れた。

前売りで単勝10人気前後と、前走の敗退だけで人気ガタ落ちなのだが、実はその敗因はハッキリしている。函館SSのあと放牧に出て、その後は函館で調整していたのだが、放牧の影響か気合いのりが今ひとつで息遣いももうひとつ。ましてや主戦だった松山騎手が前々週に騎乗停止の制裁を受けてしまい騎乗できなくなった事も少なからず影響したようだ。

この中間、松山騎手も調教で毎週手綱を取っているが、「いい時の掛かるような感じが戻ってきました。いつでも弾けそうな気合い乗り、前走から一変してます」との事。「以前に中山へ遠征した時、失敗してしまいましたが、その時の感じでは中山コースは合いそうです」とも話していた。

函館SSでは玉砕ではなくロードカナロアを負かしにいって捻じ伏せて勝っている様に、力差は感じないメンバー、余りにも評価が低いが若いジョッキーには気楽に乗れる分、好都合だろう。前回の中山ではインでドン詰まりしお灸を据えられたが、その地に、GIという舞台で再び遠征してくるこのコンビ、人気がない事もあり馬券的にも注目してみたい。


●運も大事なんです●

先週の日曜日、中山競馬2レース後乗り替わりが発表された柴山騎手。騎乗馬の装鞍中に足を踏まれてしまい、足の指を骨折。先日落馬によって後藤騎手が頸椎骨折を診断されたばかりだったので検量室前は一時慌てた雰囲気に。幸い、歩く時に多少の痛みはあるものの騎乗することに関しては問題なしという診断。

まさに不幸中の幸い。そして今週の水曜日は交流重賞、日本テレビ盃でダイショウジェットに騎乗して骨折の影響をまったく感じさせない騎乗ぶりで4着と好走。怪我をしても休まない、または運よく大事に至らない、これもプロには必要なこと。

「持っている」男、柴山騎手、土曜日はヤマニンリップルの4着が最高だったが、8人気だったことを考えれば好走の部類。日曜日のみならずしばらく注目したいジョッキーだ。


●電撃の6Fまばたき禁止令●

この開催2週目に計時した、3歳未勝利マイル戦での1分32秒5。この走破時計はクラスのレベルを考えれば尋常ではない速さ。例年どおり、もしくは通常の馬場状態ならば優にオープン級の走破時計。これを未勝利で計時してしまうぐらい、今の中山は超高速馬場。

実際開幕週に2つのレコード記録を更新。まず、500万条件の芝1200mで、2001年にトロットスターが記録した1分7秒0と同じ時計をマーク。そして、翌日1600万条件の芝1200mで11年振りにレコードを0秒1更新する1分6秒9をマーク。

もう1つは京王杯AHでレオアクティブがマークした1分30秒7。これはトロットスターと同じく2001年の京王杯AHでゼンノエルシド(この年にマイルCS制覇)が叩き出した1分31秒5を0秒8も更新する世界レコード。0秒8差は約4馬身ほどの差。まさに圧倒的大差といってもいいぐらい。

これらを踏まえたうえで、スプリンターズS。持ち時計だけでいえばメンバー最速はエピセアロームの1分7秒1。次いでエーシンヴァーゴウの1分7秒3。

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