採れたて!トレセン情報
第134回[2012年9月1日] 最新号は毎週金・土曜日の20時にメルマガ配信。
【稲妻特別】スピードスター
【美浦の『聞き屋』の囁き】
●スピードスター●
先週のキーンランドCを制してサマースプリントシリーズ王者に輝いたパドトロワ。そのパドトロワが2走前のアイビスSDを制した時の走破時計は54秒2。もちろん、この走破時計は今年の新潟開催直線1000mではナンバー1だった。だった、と書いたように、この走破時計を抜いた馬がいる。
日曜日の稲妻特別に出走するエバーローズの54秒0だ。しかし、だからといってエバーローズがパドトロワよりも強いということにはならない。
なぜなら、アイビスSDの時のパドトロワの斤量は56キロ。一方、前走のエバーローズの斤量は49キロ。その差はなんと7キロ。この7キロの差が絶大なことはいうまでもないと思うが、それでも0秒2上回った事実は見逃せないし、それだけのスピードがあるという証明にはなる。
いまだに破られていないカルストンライトオの53秒7というレコード。カルストンライトオはスタートしてから先頭に立ちスピードで他馬を圧倒し
てきた。エバーローズの前走もレコードホルダーを彷彿とさせるようなレース振りで圧勝。
53キロを背負うこの稲妻特別で前走同様のパフォーマンスで走れるようなら、スピードの限界に近づけるかもしれない。
【関西事情通チョッといい話】
●小倉最終日注目の騎手!?●
夏の小倉もいよいよオーラス。先週取り上げたリーディング争いの二人、浜中騎手と和田騎手。浜中騎手は取り上げた土曜日は3勝の大暴れ、ところが日曜日は1人気に5頭乗るも未勝利に終わった。それでも和田騎手には2勝差を付けトップを死守している。片や和田騎手は、先週日曜日は急遽の新潟2歳S騎乗も、その期待通り9人気の人気薄ながらアワヤの競馬をして見せた。
夏の小倉リーディングを逆転するには、2着の差が大きいので浜中騎手の上をいかなくてはならないが、今週は浜中騎手が日曜日に新潟遠征と言う事もありチャンスは十分。その日曜日は11鞍に騎乗、そして結果次第では際どい争いになっている可能性があるメイン・最終もチャンスのある馬に跨る。特に小倉2歳Sは、自らの手で勝たせた馬が3頭いる中で、先約ということもあったが勝ち負けが期待できるマイネルエテルネルに騎乗する。
どうやら能力的にかなりのモノを感じているらしく「追い切りでは初戦よりモタれがキツクなっていたのが気になりますが、今の2歳では抜けてる感じがする」との事。先週のサウンドアリーナを「今年跨った2歳の中でも1.2を争う」と話していたが、それもこの馬が存在するからなのだろう。
ただ、同じ西園厩舎のマイネルヴァイザーの事はかなり気にしている様子。デビュー2戦で負けた相手は、札幌2歳Sで人気を分け合う存在の素質馬、その後はデキを落としてしまい4着と敗れたが、前走はキッチリ立て直して勝利を掴んだ。「とにかく勝ち方が良かったし、まだ伸びシロもある感じでした。本来1200は急がしいと思うけど、混戦になった時はキャリアが生きてくる」と、かなり気にしていた。同厩舎・同馬主で負けたくないところだが…。
ところで最終レース、実は和田騎手、デビューした96年の夏の小倉最終レースをグランドハヤブサで制しているからか、なにやら妙に自信を持っていて「最終も勝って、リーディングも獲って、気持ちよく帰りたい」と話している。そういえば昨年はアルジェンタムで1着、09年は、土曜日最終コスモクリスタルで2着、08年はマイネルアンサーで1着と、ここ数年は「その通り」の結果になっている。果たして今年の結果は!?
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