採れたて!トレセン情報
第130回[2012年8月18日] 最新号は毎週金・土曜日の20時にメルマガ配信。
【札幌記念】減量とは過酷なものです
【美浦の『聞き屋』の囁き】
●減量とは過酷なものです●
福島競馬3週目の当欄で田辺騎手が約3年振りに52キロの斤量に騎乗する、と書かせてもらったが覚えているだろうか。その時騎乗した3歳牝馬コンサートレディは2番人気に支持されて見事勝利。
しかし、あまりに減量が厳しかったためにレース後田辺騎手は体調を崩したらしく翌週からは再び52キロでの騎乗にストップをかけた。ところが今週、福島から7週間という短い間隔で再度52キロでの騎乗へ挑戦。
その馬は、NHKマイルCとオークスでコンビを組んだ3歳牝馬ハナズゴール。当初、田辺騎手は同日に小倉で行われる北九州記念でエーシンヴァーゴウを予定していたが悩んだ結果、ハナズゴールを選択。
福島での反省を踏まえて当日は減量に集中するため極力騎乗馬をセーブ。今回は結果的にメインレースだけになったが、むしろ1頭だけの方が集中できるはず。先約のキャンセル、過酷な減量、それらをこなすだけの魅力がハナズゴールにはあるということなのだろう。古馬相手に善戦することができれば、秋華賞へ展望が拓けるはずだ。
【関西事情通チョッといい話】
●NEWSの多い札幌記念●
今週は札幌記念。ダート時代でもトウショウボーイが参戦するなど夏のお祭りレースではあったが、芝で施工されるようになってからは、エアグルーヴやヘヴンリーロマンスそして昨年のトーセンジョーダンと言ったその年の秋の天皇賞馬を輩出したのを始め、後にGI馬となるマーベラスサンデーやアドマイヤムーン、アーネストリーなど、GIに直結する『真夏のGI』とも言える重賞。そんな注目の重賞なだけに今年もレース前から何かと話題の多いレースとなった。時系列的に挙げていくと…
☆福永祐一が修行中のアメリカからスポット参戦
☆ロジユニヴァース2年振りの復帰へ
☆ネオヴァンドームに浜中騎手乗れず
☆マイネルスターリーのために柴田大地が呼ばれる
☆トーセンジョーダン直前回避
☆レジェンドブルーの鞍上が急遽岩田騎手に
と言った具合に、NEWSが多い札幌記念となった。そんな中、あまり目立たない、注目されていないところでも「NEWS」がある。ひそかにフミノイマージンの鞍上が太宰騎手に戻っている事にお気づきだろうか。3走前の、「脚を余してしまうだろう」と思われる1400の阪神牝馬Sで、その通りに脚を余して(実際は不利もあった)3着に破れ、ヴィクトリアマイルの舞台では池添騎手に乗り替わりとなっていた。結果はご存知の通り。
前走のクイーンSでは藤田騎手が手綱を取るも、行くとこ行くとこ詰まって詰まって8着終わった。
結果的にはこの2戦、全く競馬をさせてもらえていない。今回の手綱は、元主戦の太宰騎手に戻る。厩舎スタッフ的には「乗り慣れたジョッキーになるのは心強い」と歓迎の雰囲気。というのも、少し不器用なところがある馬で、チョッとしたことで不利などを受けやすく、クセを掴んでいるジョッキーが乗るのは大きなプラスと踏んでいる様だ。
元々が使いつつ良くなってくる馬でもあり、今回は札幌2戦目、上積みも大きいとの事。相手は揃っているがまともに走ればアッと言わせるだけの力はある。重賞勝ちはこのフミノイマージンだけという太宰騎手、最愛の馬の手綱が戻るここは渾身の騎乗でしょう。応援したくなる。
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