採れたて!トレセン情報

第117回[2012年7月6日] 最新号は毎週金・土曜日の20時にメルマガ配信。

【棚ぼた賞】ブリッジクライム×横山典騎手に注目

【美浦の『聞き屋』の囁き】

●超・短期留学●

先月27日にJRAのHPで発表されたように、この夏は福永騎手がアメリカへ約2か月。川田騎手がフランスへ約1カ月、それぞれが腕を磨くべく武者修行へ。翌日28日には松岡騎手がアイルランドでの騎乗を発表。

驚くことにその期間はなんと7月2日から6日までという、4日だけの超短期間。飛行機で片道15時間強なので×2、で30時間が移動。また、帰国する金曜日には到着後すぐに福島へ移動し、そのまま調整ルームへ入室するとのことなので、かなり過酷なスケジュールになっている。

先週話を聞いたところ、「本当はこの夏競馬の期間はアイルランドで騎乗するつもりでいました。ところが、世界的な不況の影響もあって、アイルランド国内の失業率が非常に高く厳しい経済状況らしいのです。そんな中に外国人である僕が長期間行ってアイルランドで労働しお金を稼ぐことは、「良し」とはなりませんでした。やはり、どこの国もそうだと思いますが自国が優先ですからね。

そんな時、児玉敬調教師に声をかけていただきました。短期間ならお金の問題もクリアできるとのことでしたので即答で返事をさせていただきました。2~3頭も騎乗馬を用意してくださっているので少しでもいい所を盗んでスキルアップさせたいと思っています」とのこと。

京都金杯制覇後の落馬負傷で休業し、ここまでの成績は松岡騎手とすれば不本意だろう。この貪欲なまでの前向きさがあれば、復活はそう遠くないかもしれない。福島最終週となるこの週末。その手綱捌きに注目したい。


●棚ぼた賞●

福島最終日の9R織姫賞。人気の中心は前走2着のマイネジャンヌと、同じレースで3着のブリッジクライム。マイネジャンヌは前走と同じく松岡騎手だが、ブリッジクライムは横山典騎手に乗り替わり。

一方、デビュー戦からブリッジクライムのすべての手綱を取ってきた柴田善騎手は未勝利を勝ちあがったばかりのキョウエイマインに騎乗。なぜ、ブリッジクライムと柴田善騎手はコンビを解消したのか。

答えは「クビ」ではなく、「先約」がキョウエイマインだったかららしい。しかし、これまでブリッジクライムの全6戦に騎乗しているほど惚れ込んでいることや、前走が好内容での3着だったことを考えればいくらキョウエイマインが「先約」とはいえ、能力や期待度を測ればおのずとどちらに騎乗するかは決まりそうなもの。

柴田善騎手のエージェントも「先約」を断ろうと動いたらしいが、断りきれなかったようだ。ここまでを知る限り、柴田善騎手がこの件に関知していないことは推測できる。なぜなら、知っていれば確実にブリッジクライムを選んだはずだから。

また、こういった乗り替わりであっさりと仕事をしてしまうのが横山典騎手。まさに「棚ぼた」。表に出ない裏の戦いも厳しいようだ。

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