採れたて!トレセン情報
第112回[2012年6月16日] 最新号は毎週金・土曜日の20時にメルマガ配信。
【函館スプリントS】ドリームバレンチノに注目!
【関西情報通チョッとイイ話】
●もちろん乗りに行きます!!●
今週は阪神ではマーメイドS、そして北では北海道シリーズの重賞第一弾、函館スプリントSが行われる。
函館スプリントSには、このメルマガでもお馴染みとなっているドリームバレンチノが、秋のGIへ向けて予定通り駒を進めて来た。鞍上はもちろん松山が乗りに行く。今回はロードカナロアというスプリント戦線のトップクラスが参戦する事で、GIで足りるのかどうか、試金石のレースにもなる。
実は前走後、函館スプリントSは中二週で長距離輸送、しかし中京のCBC賞ならば長距離輸送は無く、しかもゆとりを持ったローテで挑める事で、どちらのプランで行くか検討されていた。
結局、ハンデ戦のCBC賞ではオープンで2勝していることでハンデを背負わされる可能性があるので函館スプリントSへの出走となった。ただその奥には「もしロードカナロアとイイ勝負が出来れば、本気でスプリンターズSを狙える」という野心もあったのだろう。
先週函館へ移動し、10日には軽め、そして今週の最終追い切りでは強い負荷をかけてビシッと乗られ元気一杯。どうやら心配された中二週のローテと長距離輸送はクリアしてくれた様だ。奇しくもロードカナロアが1枠1番、この馬は2枠2番と内で並んだ。本当の意味での試金石、ドリームバレンチノと松山の以前からの経緯を知っていることもあり、結果が楽しみでならない。
●タナボタ勝利となってブレイクなるか●
今週から福島競馬も始まり、段々と夏競馬らしくなってきた。
夏競馬と言えば、若手騎手のアピールの場、騎乗チャンスをモノにして好成績を残せば、夏を境にブレイクする事が出来る。今年のデビュー組では「中井がブレイクするのでは」と栗東トレセンでは言われている。1年目にしては落ち着いた騎乗振りで、5月中旬以降徐々に成績を上げてきている。特にこの2週は2勝ずつ勝ち、今週はマーメイドSで重賞初挑戦、勢いも十分。
ただこのマーメイドSでの注目の若手は中井騎手だけではない。2年目の藤懸騎手。以前に師匠の平田調教師の話を触れたことがあるが、当時はまだその期待に応えられなかった。しかし、後輩がデビューした事もあってか、今年の3月以降では自厩舎での4勝を含め計7勝を挙げ、この夏ブレイクする可能性を秘めた若手ジョッキーの一人。中井同様、彼も今回が重賞初騎乗となる。
騎乗するのはクリスマスキャロル。実は、本来は秋山騎手が手綱を取る予定だった。52キロまでなら問題なく乗れる秋山、もしもハンデが51キロだったとしても減量して乗る用意をしており、この馬のためにわざわざ函館から参戦し、阪神で騎乗予定を組んでいた。ところが、メンバーが思いのほか手薄になったからかハンデは50キロ、残念ながら騎乗を断念した経緯がある。
そこでお鉢が回ってきたのが藤懸騎手。50キロのハンデを乗れるジョッキーは限られており、2年目のこの若手に声が掛かった。
秋山騎手がわざわざ滞在している函館から阪神に帰ってきて、しかも減量を覚悟してまで乗ろうとしていたのは、当然チャンスがあると思っているからこそ。このラッキーを生かし好走する事が出来れば、絶好のアピールの場となりブレイクする事が出来るだろう。彼にとってひとつのターニングポイントになる。騎乗振りに注目したい。
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