完全攻略ファイル No.3

【東京新聞杯】勝敗の決め手は切れより底力!いよいよ復活の時がきた



東京新聞杯(東京・芝1600m)の舞台は、G1安田記念、ヴィクトリアマイルと同じコース。

このコースで行われる古馬の重賞は、施行が早い順に東京新聞杯、ヴィクトリアマイル、安田記念、富士ステークスの4つ。G1もしくは、その前哨戦として、毎年見応えたっぷりのレースが繰り広げられています。

本質的に長い直線を生かした、末脚の切れる馬が強いコースではあるのですが、施行時期の関係か、厳寒期に行われる東京新聞杯はやや違った傾向が出ています。それは「切れる馬に過度にこだわる必要がない」ということです。

過去10年で、上がり3位以内だった馬が馬券に絡まなかった年が2回。勝ち馬に限れば、上がり3位以内の馬が勝ったのは、22年のイルーシヴパンサー1頭のみ。

安田記念も5回あるのですが、うち2回は上がり3位以内でなくとも、33秒を切る上がりタイムで、やはり相当の末脚を求められる舞台となっています。

前置きが長くなりましたが、この東京新聞杯は瞬発力よりもバテずにいい脚が使えるタイプを狙うのが吉。そこでクローズアップしたいのが、ジオグリフです。

22年の皐月賞馬で、以降は昨年の札幌記念2着が最高着順。長く勝ち鞍から遠ざかっているのですが、昨年は勝ち切れなくともG1でも僅差のレースを続け、前走は競馬の祭典・アメリカのブリーダーズカップマイルで5着と健闘しました。

こうした個性がプラスに出そうなのが東京新聞杯。直近3戦のうち2戦がマイル戦でペース慣れが見込めるのも好材料です。

手綱をとる横山武史騎手は3戦連続の騎乗。先週の根岸ステークスではコスタノヴァを重賞初制覇へ導いており、気持ちも乗っていることでしょう。

そもそもがイクイノックス、ドウデュースといった後の歴史的名馬を破って皐月賞を制した実力馬。いよいよ復活の時がやってきました!
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東京新聞杯編

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豊富なデータと現場情報の二刀流で活躍する記者。馬券のツボにはまる重賞レースの講義がユーザーに大好評!人気薄でも自信を持って◎本命を打つ予想スタイルも人気。
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