完全攻略ファイル No.2

【東京新聞杯】前回推奨時は14番人気で激走!G1仕様の勝負仕上げを施されたワケアリ勝負馬



今週は東京新聞杯にウォーターリヒト、京都きさらぎ賞にウォーターガーベラを送り込む河内厩舎。

後者を14番人気で3着したシンザン記念推奨時にもお伝えしたとおり、2頭を管理する河内厩舎は今年2月末で定年を迎える。

そんな背景もあって前走時は牝馬限定戦の中山フェアリーSに特別登録すらせず、牡馬相手のシンザン記念に格上挑戦。3着に敗れたとはいえ15頭立てブービー人気を考慮すれば大検討の部類で、目論見どおり引退前の勝負仕上げで爆穴馬券の立役者になってくれた。

今回のウォーターガーベラも自己条件や牝馬限定のエルフィンSには見向きもせず、半兄ウォーターリヒトが10番人気で2着に激走したきさらぎ賞へ。

恐らく今回が河内厩舎として最後の出走となるのが濃厚も、情報的に狙い目は“大人の事情”により東京新聞杯(東京・芝1600m)を使ってきたウォーターリヒトの方を推したい。

クビ差2着に敗れた前走の京都金杯後、管理する河内師は「俺も最後(のG1)やからな」と初ダートとなるフェブラリーS出走を表明。各スポーツ紙が参戦を報道するも賞金的に除外の可能性があり、東京新聞杯に回ってきた経緯がある。

しかし、栗東で取材する記者によると「確かに現時点だと出走できるかギリギリではあるけど、それよりも馬主サイドから『(2戦2勝の東京芝1600mで行われる)東京新聞杯に使ってほしい』ってオーダーがあったみたい」と裏事情を披露。

近代競馬において馬主の指示は絶対。それはジョッキー時代に2000勝を挙げた河内師も例外ではなく、この中間は文字どおりG1仕様の勝負仕上げを施されており要注目だ。
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