うまスクエア

過去10年の平均出走頭数は9.5頭。今年も平均値に近い10頭立てと、頭数は寂しくなりましたが、春のクラシックに向けて精鋭が揃った感のあるきさらぎ賞(京都・芝1800m)。

キャリアの浅い馬が多い、年明けすぐの3歳重賞とあって、東京スポーツ杯2歳ステークス2着のサトノシャイニング、朝日杯フューチュリティステークス3着のランスオブカオスといった重賞好走馬に目が行きがちになりますが、それらのスキを突く一発を期待したいのが、リンクスティップです。

デビュー2戦目となった前走の未勝利戦を勝ち上がったばかりですが、初戦はデビューから2連勝し、若駒ステークスでも僅差の2着だったミッキーゴールドを相手にアタマ差の2着。

前走は番手追走から4コーナー手前で敢然と先頭。直線に入っても脚色が衰えることなく、2着馬に2馬身半差。3着馬はさらに2馬身後方という文句なしの勝ちっぷりでした。

今回は牡馬相手の重賞挑戦も、前2走はともに牡馬相手。初戦のミッキーゴールドを物差しにすれば、ここに入っても十分通用するでしょう。

騎乗するM.デムーロ騎手にとっては、弟のC.デムーロ騎手からバトンを受け継ぐことになりますし、先週の根岸ステークスで1番人気の支持を受けながら6着に敗れたフリームファクシのリベンジも果たしたい一戦。

重賞好走組に隠れて馬券的な旨味もありそうで、積極的に狙っていきたい1頭です！