完全攻略ファイル No.1
【ホープフルS】ほとばしるパワーで2024年ラストG1を締めくくる!
ホープフルステークス(中山・芝2000m)は、1年を締めくくる開催最終日に行われる2歳G1。
昨年の勝ち馬レガレイラは、先の有馬記念を制し、同2着のシンエンペラーはジャパンカップ2着、日本ダービー、愛・チャンピオンズS3着と好走。今年もニューヒーロー誕生の期待が高まります。
一昨年に14番人気で勝ったドゥラエレーデ、昨年13番人気で3着と好走したサンライズジパング。ここ2年、人気薄で好走した2頭の共通点はご存知でしょうか?
そう、どちらも3歳となってダートのG1で好走しています。瞬発力も重要ですが、ダートをこなせるパワーも必要なレースと言えるでしょう。
今年のメンバーでダートの出走歴があるのは、地方出身のアリオーンスマイルのみ。さすがに初勝利が1000m、その後1200mで着外が続いている馬では厳しいでしょう。
そこで血統背景、馬格の良さから、ここでは
ジュタをピックアップします。
母の父ストリートセンスは、ケンタッキーダービーやブリーダーズCジュベナイルを勝ち、産駒もダートの活躍馬を多数輩出。母もアメリカのダート重賞を勝っており、セレクトセールで3億円を超える高値で取引された良血馬です。
まだキャリアは新馬勝ちのみの1戦も、初戦の馬体重が504キロと恵まれた馬格の持ち主で、この辺りはドゥラエレーデ、サンライズジパングを彷彿とさせます。
そのレースぶりも、スタートでやや後手を踏みながら、二の脚で好位に取り付き、最後は後続を突き放す味のある内容。センスの良さも垣間見せました。
キャリア1戦、矢作芳人厩舎、坂井瑠星といえば、昨年5着だったミスタージーティーと同じ。直線で行き場を無くし、脚を余してしまう悔しいレースに終わり、そのリベンジにも燃えていることでしょう。1年越しの反撃に期待です!