教えてマサカツ先生!
【ホープフルS】直近は傾向が一変!元調教師が教える「激走穴馬の共通点」
今週は来春のクラシックを目指す2歳馬たちによるホープフルステークス(G1、中山芝2000m)が行われます。2017年にG1へ昇格した後はサートゥルナーリア、コントレイルなどがここを足掛かりに活躍していますね。
ただ、近年は以前と様相が変わってきました。2022年はドゥラエレーデが14番人気で勝利。昨年こそ1着レガレイラ、2着シンエンペラーの上位人気馬ワンツーで決まったものの、3着に13番人気サンライズジパングが入るヒモ荒れ決着となりました。
ドゥラエレーデとサンライズジパングは、どちらも当時ダートで勝ち上がった1勝馬であること。また古馬になってからもダートで活躍しているのは注目でしょう。
また17年1着タイムフライヤーは芝で勝ち上がったものの、ホープフルS勝利後に成績が低迷。活路を求めてダート路線に転向後はエルムSなどを制していますね。
当たり前の話ですが、芝とダートでは好走するのに求められる適性が異なります。それにも関わらずホープフルSでダート馬が活躍している背景には、「荒れた中山の芝」を避けては通れません。
芝の育成技術が発達したとはいえ、厳寒期を入った芝は成長を止めてしまいます。開催が進む毎に傷んだ箇所が広がり、時計を要するようになります。
昨年のホープフルSでも4コーナーや直線では各馬が荒れた内を避けて、比較的馬場の良い中ほどや外目に持ち出す馬が上位を占めました。
このような馬場状態で好走するには一瞬の切れよりパワーが必要となり、ドゥラエレーデやサンライズジパングなどダートで勝ち上がった馬たちにとって有利に働いたのでしょう。
ドゥラエレーデとサンライズジパングに共通するのは「馬体重500キロを超える大型馬」ということ。今年の出走馬ではヤマニンブークリエが前走518キロ。クロワデュノールや、マジックサンズも前走は500キロ台での出走でした。
ただ直近2年の結果は“荒れ馬場の恩恵”に過ぎません。ホープフルSの最終的な結論は、最新の馬場状態や枠順、追い切りなど直前まで情報を精査した上で、最終結論を導き出したいと思います。
(PR)シンクタンク
なんと!? 1000名様に当たる!
30年分の感謝を込めて。総額300万円分のプレゼントキャンペーンを実施中です。
現金・家電・カタログギフト・オリジナルQUOカードが当たる!? ぜひ応募してみよう。