教えてマサカツ先生!
【有馬記念】最強メンバー集結!元調教師が教える暮れのグランプリ攻略法
いよいよ今週は2024年の総決算・
有馬記念(G1、中山芝2500m)が行われます。
今年は天皇賞・秋、ジャパンCを制して連覇に挑むドウデュースを筆頭に、現役屈指の超豪華メンバーが揃いました。
これだけ実力馬ばかりだと予想も目移りするところですが、有馬記念で最も注目すべきポイントは『枠順』です。
▼有馬記念の枠順別成績(過去10年)
1~3枠[4-5-3-48]複勝率20.0%
4~6枠[5-3-4-47]複勝率20.3%
7~8枠[0-2-3-35]複勝率12.5%
外回りの3コーナーからスタートする中山芝2500mは、最初の4コーナーまでの距離が僅か192mしかありません。どうしても外枠に入った馬は厳しい競馬を強いられるため、JRA全10競馬場の中でも1、2位を争うほど『外枠不利のコース』として広く知られています。
事実、過去10年で7~8枠から勝った馬は1頭もいません。特に8枠から馬券に絡んだのは18年3着シュヴァルグラン、昨年2着スターズオンアースなどG1で複数回好走歴がある実力馬に限られます。
1つ興味深い話をお伝えしましょう。今ではすっかり定着した有馬記念の【公開枠順抽選会】ですが、最初に行われた2014年は『抽選方式』だったのをご存知でしょうか?
ここで言う抽選方式とは、
①枠順を選択できる馬を抽選で選出する
②選ばれた馬の関係者が希望の枠順を自由に選択する
という流れで「枠順ドラフト」とも呼ばれていましたね。この「枠順ドラフト」が、いかに内枠が有利で外枠が不利なのかを表していました。
見事にゲート後入れになる内の偶数番号から先に埋まり、次いで内の奇数番号から埋まっていったのです。
1巡目ジェンティルドンナ(石坂調教師)→2枠4番
2巡目トゥザワールド(池江調教師)→3枠6番
3巡目ヴィルシーナ(内田博騎手)→1枠2番
4巡目トーセンラー(武豊騎手)→1枠1番
5巡目ワンアンドオンリー(橋口調教師)→2枠3番
そしてレースは驚きの結果に終わります。
1着 1巡目ジェンティルドンナ(4人気)→2枠4番
2着 2巡目トゥザワールド(9人気)→3枠6番
3着13巡目ゴールドシップ(1人気)→7枠14番
4着15巡目ジャスタウェイ(3人気)→8枠15番
5着14巡目エピファネイア(2人気)→7枠13番
なんと枠順を決めた順番でワンツー。この頃から「有馬記念は内枠有利、外枠不利」が世間に浸透していきました。
ちなみに枠順ドラフトが行われたのは2014年の1度のみ。現在は皆さんよくご存知のとおりクジによる運次第です。
枠順ドラフトだと毎年同じ枠番から埋まっていくことになりますし、公開抽選会の模様をテレビで生中継される興行的な意味を考えても、色々と問題だったのではないでしょうか。
このように有馬記念は枠順次第で結果が大きく左右されます。今年のように出走馬の実力が高い次元で拮抗していれば尚更でしょう。
さらにシーズン最終盤の連戦による“見えない疲れ”なども加わり、波乱要素も少なくありません。
これに追い切りなどの最新情報を精査して、最終結論を導き出したいと思います。
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