うまスクエア

前走時、最終追いに騎乗した津村騎手が「今回はいかにも休み明けって感じですね。良くて8分(のデキ)じゃないですか」と気が無さそうだったミアネーロ。

ところがどっこい、レースでは直線で上がり33秒0の末脚を繰り出しクビ差2着。しかも直線で他馬に寄られる場面があっただけに、スムーズなら差し切りまで十分あった内容だ。

津村騎手は最近では絶滅危惧種になりつつある良い・悪いをハッキリ言う騎手。裏表のない人柄は関係者からも信頼が厚く、俗に言う煙幕や引っ張りなどをするタイプでは無い。

例えば当欄で推奨したヴィクトリアマイルのテンハッピーローズは15頭立て14番人気にも関わらず、「(6着に敗れた阪神牝馬Sは)マイルを意識した競馬。左回りに替わるヴィクトリアマイルは良いと思いますよ」と爆穴馬券につながる有益な情報を提供してくれた。

それだけに冒頭の“ミアネーロ8分”が事実とすれば、秋華賞は使われた上積みしか無い状態。事実、栗東ウッドで行われた今週水曜の最終追いでは、桜花賞馬ステレンボッシュを終始馬なりで圧倒して見せた。

14着に大敗したオークスの内容から人気になるとも考えづらく、馬券的に絶好の狙い目となる。