うまスクエア

ホープフルステークス(中山・芝2000m)に上位人気が予想されるシンエンペラーと2頭出しの矢作厩舎。

シンエンペラーは京都2歳Sを勝って2戦2勝。馬主も話題の藤田晋オーナーとあって注目を集めているものの、厩舎スタッフは「前走で目一杯走った後だからね。当初はホープフルSに使う予定は無かったし今回は急仕上げ。地力でどこまでやれるか」と歯切れが悪い。

矢作厩舎は最多勝利調教師のタイトル逆転奪取に一縷の望みを賭けて、28(木)は中4日の変則連闘馬を含む大挙10頭出し。前走後放牧に出して緊急参戦の形になったシンエンペラーも無理使いは否めず、出走経緯から人気ほど信頼は置けないかもしれない。

逆に2頭出しミスタージーティーに話を向けると、「この馬は最初からホープフルSが目標。乗り味はシンエンペラーにヒケを取らないし、中間の順調度なら断然こっち」と穴ムードを漂わせる。

ミスタージーティーは多数の活躍馬を輩出する矢作厩舎の中でも、一部のスタッフから「素質は間違いなくA級」と評価の高い1頭。それにも関わらず新馬1戦1勝のキャリアと大外枠を嫌われて人気薄に甘んじており、先物買いで狙う価値は十分ありそうだ。