うまスクエア

ストレイトガール、ヴィルシーナ、ホエールキャプチャ、ノームコア、ジュールポレール…。この馬たちの共通点は分かりますでしょうか？勘がいい方ならお気付きでしょう。このヴィクトリアマイル(東京・芝1600m)で2回以上馬券に絡んでいる、いわゆるリピーターです。

過去10年で5頭。もっと遡れば、ウオッカ、ブエナビスタといった名牝の名前も出てきて、わずか16回の歴史で7頭と非常にリピーターが多いレース。ここで注目は今年のメンバーで唯一、ヴィクトリアマイルで馬券圏内に入ったことがあるマジックキャッスルです。



マジックキャッスルは新馬勝ちのあと、なかなか勝ち星に恵まれなかったものの、ファンタジーステークス、クイーンカップで連続2着。秋華賞では10番人気の低評価を覆して2着に入るなど、世代トップクラスの実力馬。続く愛知杯で重賞ウイナーの仲間入りを果たしました。

昨年秋以降、3戦連続して馬券圏内を外しているのですが、愛知杯は9着ながら勝ち馬とは0.6秒差。阪神牝馬ステークスも5着とはいえ、勝ち馬から0.4秒差。上がりはメンバー2位のタイムで、レース内容は着実に良くなっています。また、3戦連続で馬券圏内を外しながら、一戦ごとに着順を上げてくる軌跡は秋華賞で2着となった時と酷似しています。

今回は過去7回の騎乗で(2-3-1-1/7)と抜群の好相性を誇り、昨年3着時にも手綱をとっている戸崎圭太騎手に乗り替わりとなるのも大きなプラス。戸崎騎手は上記のストレイトガールが連覇を達成、19年には11番人気のクロコスミアでも3着に入っており、ヴィクトリアマイルとのレース相性も抜群です。

昨年3着のリベンジを果たすとともに、デアリングタクト、レイパパレ、レシステンシア、アカイイトといった同期のG1ホースを破って悲願のG1タイトル奪取なるか。ここは馬券的にも見逃せない一戦となるでしょう。

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