⭐⑮マスカレードボール

（ 牡3 / C.ルメール / 56 キロ）

この馬は、「米国大型テック株」のような存在です。何より驚異的なのは、鞍上ルメール騎手のコース連対率58.6％という数字。投資の世界で勝率6割近いシグナルが出たら、迷わず買い向かうのがセオリーでしょう。

東京コース実績も3-1-0-0と、ピカピカの優良銘柄。上がり3Fの平均値も33.8と、末脚もあり、瞬発力勝負でも他馬を圧倒できる「コア資産」です。

⭐⑯シンエンペラー

（ 牡4 / 坂井瑠星 / 58 キロ）

今回、展開利を最も受けそうなのがこの馬です。4コーナー平均位置取りは「2番手」という先行力に加え、昨年のジャパンカップでは上がり3F33.1を記録。

通常、先行馬は上がりが掛かるものですが、この馬は前で競馬をして、かつ脚も使えるという、理論上「負けにくい」データを有しています。この馬のバイイング・クライマックスが訪れると見ました。

⭐②クロワデュノール

（ 牡3 / 北村友一 / 56 キロ）

東京コース実績3-0-0-0。この「負けなし」のチャートは、上場来高値を更新し続けるモメンタム株のようです。4コーナー時点での平均位置取りも「3番手」と好位を取れる点も、今回の市況にベストマッチ。

騎手の連対率は13.3％とやや控えめですが、馬自体のポテンシャルは、それを補って余りあるほど。3歳で斤量56キロの恩恵もあり、ここは押し目買いのチャンスと言えるでしょう。

⭐⑱タスティエーラ

（ 牡5 / D.レーン / 58 キロ）

短期資金が流入する「海外投資家の買い銘柄」といったところでしょうか。D.レーン騎手のコース連対率31.7％は、ルメール騎手に次ぐ信頼度。

距離実績は1-0-0-0、ダービーを勝っている点で2400mへの適性は証明済みです。4コーナー位置は平均6番手と中団ですが、スローで馬群が凝縮すれば射程圏内。

鞍上の手腕でさらにポジションを上げてくる可能性も高く、ポートフォリオに組み込むべき実力馬です。

⭐⑪アドマイヤテラ

（ 牡4 / 川田将雅 / 58 キロ）

堅実なリターンを狙う「ディフェンシブ銘柄」として推したいのがこの一頭。川田騎手のコース連対率36.2％は極めて優秀。馬自身の4コーナー平均位置も「3番手」と、展開の恩恵をフルに享受できるポジション取りです。

東京コースも目黒記念で勝利していて問題なし。派手さはなくとも、確実に馬券圏内（配当）を確保しにくる、いぶし銀の運用成績が期待できます。

【結論】

【個別銘柄メモ】

猫影（ねこかげ）

競馬歴25年、投資歴10年の40代ライター。現在は、数千万を投資で運用している。

競馬と投資は、市場に資金を投じるという点では同じという考えの持ち主。「予想とは、どの株を買うかと同じ」が持論。

馬券は、もっぱら投資スタイルと同様、底堅い馬券が信条。ただ、ここぞと言う時は、投資同様に思い切った攻めの予想に変貌する。

休日は、ジムに通い、株式相場をチェックして過ごす。トレードや馬券でやられた時は、愛猫4匹に癒やしてもらっている猫おじさん。