田中充興の人気馬格付けチェック

10月23日(日) 阪神11R

菊花賞(GⅠ) 芝3000m

●田中充興の見解
セントライト記念の上位2頭は強いのだが、トライアルとしてはやや走りすぎた感がある。今回の菊花賞で普通に考えれば最有力馬はアスクビクターモアだが、前走は叩き台として使ったはずなのに、妙に走らされてしまった点が気になるところ。

そこに隙を見出して狙おうと考えていたのがセレシオン。前走の阿賀野川特別は強く、オープン級の指数をマーク、成長を感じさせる内容。ところが今回は大外枠に入ってしまった。この馬は気性面に危うさがあり、かつ脚を溜めて持ち味が出るかどうか微妙な馬。勝ちに行く競馬をしたいが、自らの内に前に行く馬が何頭かおり、折り合う競馬を強いられそう。そうなると外々を回って進出するロスが出そうだし、その形で能力を出せるか微妙で、狙いを下げさせられてしまった。

そこで本命に浮上したのがドゥラドーレス。デビュー2戦目のセントポーリア賞の走りが素晴らしく、高い素質を評価されている馬だ。前走は1クラス上の指数で走れており、ここにきての上昇度はかなりある。今回は途中から色気を出して上がって行きそうな馬も多く、差し有利になりそうとも言えるし、意外とすんなり隊列が固まって逃げ有利になりそうな気配もあるように展開が流動的で微妙。それならば差して能力を出せて、かつ指数上位の馬が軸には無難と見た。死角の少なさを評価して今回は本命にした。

●上位人気馬格付けチェック
馬番馬名 能力 上昇度 馬券妙味
ガイアフォースABB
ドゥラドーレスBBA
アスクビクターモアABB
ジャスティンパレスACC

※各付けチェックの表記について
上位人気馬を[絶対能力]-[上昇度]-[馬券妙味]の各項目についてABCの3段階で評価しています。

●最終結論
ドゥラドーレス
セレシオン
アスクビクターモア
ガイアフォース
ポッドボレット

●穴の馬連 卍固め
11 - 18(30%)
11 - 14(30%)
1 - 11(30%)
11 - 15(10%)

●3連単
[軸]11 [相手]1.14.15.18(◎1頭軸マルチ 36点)


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田中充興

1968年、東京生まれ。98年に競走馬のダートと芝の成績はまったく関連性がない、という考え方から導き出された「KAMASI!田中式馬券戦術」(KKベストセラーズ刊)を発表。

芝で好成績を残す馬が、突然ダートを使って大敗した後、次走の芝レースで激走する「ダートカマシ」、その逆の「芝カマシ」という革命的な概念を披露。多くの馬券ファンの支持を集め、馬券術のスタンダードとなっている。

現在は、馬券生活者として、さらなる高回収率を目指し、日々馬券術の発展に務めている。

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