田中充興の人気馬格付けチェック

5月8(日) 東京11R

NHKマイルC(GⅠ) 芝1600m

●上位人気馬格付けチェック
馬番 馬名 能力 上昇度 馬券妙味
メジャーエンブレムABB
ロードクエストAAA
ティソーナBCC
トウショウドラフタBCC
イモータルBBB

※各付けチェックの表記について
上位人気馬を[絶対能力]-[上昇度]-[馬券妙味]の各項目についてABCの3段階で評価しています。

●田中充興の見解
今回のメンバーで能力最上位なのはメジャーエンブレム、この馬が全能力を出し切れば勝利するだろう。しかしメジャーエンブレムの真の狙いは桜花賞だったはず、前走は持ち味を消すようなレースぶりで能力を出し切っていない為にお釣りはある、よってその分上積みを見せる可能性はあるが、真の狙いは桜花賞狙いであった分、体調面の上積みはそこまで期待し辛い。また前走で後ろからレースを進めてしまった為に今回のレースでは行き脚がつき辛くなるはずで、鞍上が強い意志を見せないと前に行くのは難しくなる。そしてこのパターンは出遅れに繋がることも多々ある。陣営が意図しているレースが出来るかどうか怪しい面もあるだけに全幅の信頼は置き辛い。馬券的な狙いとしては今回のレースで能力を出し切らず、オークスもしくは安田記念で激走というストーリーになると面白いのだが。

そこで今回の本命はロードクエストにする。前走皐月賞では直線で外を通った馬たちが上位入線するなか、馬場の悪い内側を通って8着。見せ場十分のレースぶりだった。かつてセイウンスカイが勝利した1998年皐月賞では馬場の悪い外側を通って能力を出し切れなかった皐月賞3着、6着のスペシャルウィークとボールドエンペラーがダービーで巻き返して1着、2着で馬連万馬券というストーリーになったことがあるように、悪いコースを通って凡退した馬の次走巻き返しを狙うというのは穴馬券を獲るための強烈なセオリー。今年のロードクエストはその条件にハマっていたのでダービーで好走する可能性は高かったのだが、陣営は距離適性をマイルと考えたようで、今回のNHKマイルカップに出走してきてしまった。確かにロードクエストの体型を考えるとマイル向きのように見えるので悪くない選択にも思える。ただ皐月賞である程度走った疲労面が抜けやすいことを考えるとダービー直行のほうが体調面での不安点は少なかったはずだ。よって今回のロードクエストはやや疲労残りの懸念はある。また直線で前がばらける展開にならないと追い込み馬ゆえの危険性もある。それらの不安点は重々理解しているが、今回はロードクエストの能力を信じて本命とする。

今回のレースで穴として面白いのはシュウジとシゲルノコギリザメ。シュウジは前走のファルコンSでは上がり3Fのタイムが40秒を超えるくらいに自身にとっては厳しいレースを経験した。あのようなレースは競走馬の心肺機能を鍛え上げる。今回は粘りが違ってくるだろうし、キレる脚を使う可能性もある。

そのファルコンSで前に行って驚異の粘りを見せて3着したのがシゲルノコギリザメ、前に行って自分の走りが出来れば異様に強いタイプなのだろう。東京芝マイルでは厳しいペースで逃げてこそ真価を発揮するタイプが穴を開けることが多々ある。昨年のヴィクトリアマイルで3着したミナレットは記憶に新しいところだし、かつての2001年NHKマイルカップでは同タイプのグラスエイコウオーが1000m通過57秒台で飛ばして2着に残って波乱となったこともある。

●最終結論
ロードクエスト
イモータル
メジャーエンブレム
シュウジ
シゲルノコギリザメ

●馬連
5 - 8(30%)
4 - 5(30%)
1 - 5(10%)
5 - 13(10%)

●ワイド
1 - 5(10%)
5 - 13(10%)

●3連単
[軸]5 [相手]1.4.8.13(◎1頭軸マルチ 36点)

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田中充興

1968年、東京生まれ。98年に競走馬のダートと芝の成績はまったく関連性がない、という考え方から導き出された「KAMASI!田中式馬券戦術」(KKベストセラーズ刊)を発表。

芝で好成績を残す馬が、突然ダートを使って大敗した後、次走の芝レースで激走する「ダートカマシ」、その逆の「芝カマシ」という革命的な概念を披露。多くの馬券ファンの支持を集め、馬券術のスタンダードとなっている。

現在は、馬券生活者として、さらなる高回収率を目指し、日々馬券術の発展に務めている。

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